3 不確定を飼う
「……だいぶ減ってきましたし、しゃっきりしてきましたね?」
「ええ、だいぶ頭が回るようになってきました」
それもこれも、まだもしゃもしゃと
「……まあ、総合的にはちゃんと整合性の取れた人格が発生してるようではなかったので、初心者向けではありましたかねえ」
「あー、どうりでふわふわするだけだと思いました」
〈む、そうであれば、ちゃんと
何もしないと思われるのは心外だ、とあきつが口を
基本、あきつは
「いや、そこはそれで信頼してますって。
本来的にあきつは
ただ、その力場の質と強力さが
「結果論としては良かった、で済みますけど、ちょっとぐらいは待ってて欲しかったなとは思います」
それでも、それがほんの
その性質上、あきつは絶対的に
だからこそ、弟子という
「あー、でも、あそこで
〈
いや、弟子ということが八割ぐらいかもしれない、という程度には、師である
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