12 media ‹名› 中性・複数・主格または対格 あるいは
「ふむ、
「は、はい?」
「先程、
「あ、はい……といってもそんな、弁護士とかそういうしっかりした職に就く気は……」
「いえ、そういうツッコミどころを探してるわけではなく」
そんなん目指してるのに何してんだ、という
「法を学んだからこそ得られた
「それは……うん、そう、ですね」
「そういうことです。そうした認識が力場に志向性を与えてしまう。それが一時的なこともあれば、恒久的なこともある……と、わたし達の先生は言っておりまして」
「あ、一般論じゃないんだ……」
思わず、といった様子で
「そうなんですよ。先生が唱えている説でして……師事している以上、わたし達はそれに従う側なわけで……まあ、どの説であっても、常に一貫した再現性があるわけではないせいで定説が確立できないんで、だからこそのオカルトではあるんですけど」
はは、と
言い方からして、この考え方自体も少数派な考えのようだ。
「まあ、それはそれです。その認識がその場でどれほど意識されて、かつ重みをつけられているか、そもそも、その認識がどれだけの人間の意識上で一般化しているか、というあたりが志向性の決定を
絶対零度から春一番程度に
「り、理由は?」
「……先程の話の通り、今回、逆にわたし達がこの場にいた事でかかった補正があることは
「……逆に言えばさ」
そう口を開いたのは
「さっきの俺と
一気に
というかさっきまで説教の
「確か、俺たちの学部・学科の話をした時だよな、
それを聞いて
「……どっかに頭打って
その
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