3 首輪のついた
ロビンは文字通り
だからこそ、今回は
なお、
「まあ、図星をつかれたと言いますか、『まがいもの』と……向こうも向こうで、直接じゃなくて、
「なあるほど、向こう的には
向こうは自然発生やもんなあ、と
この関西弁を
「いや、そこは向こうにも
さらっとそう投げ込んだのはロビンである。
一番師事してるのが長いだけあって、反応速度がそもそも速い。そしてイギリス人のクセにその手の知識をしっかり以上に把握しているものだから、こればっかりは頭の出来か、と
こっちにくる条件として、向こうの義務教育最終学年首席を出されて達成した男なのだから。
「ええ……アレをそう取りますか」
「間違いではなくない? それを呪いと取るか祝福と取るかはヒロ次第でしょ」
困惑する
「せやねえ、まがいもんっちゅうことは、人であるが
「なる、ほど。そうなりますか」
天然ではないまがいもの、すなわち間違いなく人であるのだから、つまりそのままお前は
理屈としては、納得はいく。
だが、それはそれとして、
「わたしとしては、別の意味で刺激されそうで……」
「だから、それはヒロの受け取り方次第。何、そんなに呪われたいの?」
そう言われれば、そうではない。
こうして、考えてしまうだけで呪いになりかねないのは重々承知なのだが。
こういう時程、師やロビンの割り切りや頭の回転の速さ、そして軽薄とも言い
ああ、いやダメだ。ダメなのだ。
鼻先で獣の
羨ましがっては、ダメなのだ。
「ヒロ」
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