13 もう山へは行かない
「……いやなあ、アイツはもう単純に、頭の作りがおかしいだけやさかい」
「へ?」
「そも、本人が周囲に言われてはじめて自分が変なこと言うとるって気付く時点で、アイツの頭はネジが数本抜け落ちてるんやて」
難しい顔をして
「ロビンくんも
「えええ……」
「アイツ、自分のことには
いや、太さを考えるとこれは
「というか、いきなり過程すっ飛ばして起点と終点だけで語りだす上に、本人が思っとる起点が他人には山の
なんだか
「何がムカつくて、何につけても、まずはわかって当たり前やろって
「まあ、何にせよ、ロビンくんも
「え……?」
何故、
そう思って
その様子を見た
「ああ、
「もしかして、あの犬?」
「なんや、気付いとるんやん」
「ってことは、もしかして、オレ、霊感ってやつが」
ちょっとわくわくしながら
「ないない。そうなっとったら、今頃はたぶん
心底面白そうにそう言った
「せやから、こういうんはうちらに任せといて、しっかり地に足付けて安心しいね」
それが
それから、
例の山の最寄りのこの病院からは当然、
「……」
少なくとも、
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