交番
「この辺りに交番はありますか?」
夜の道端でこう聞かれた私は、
「ここをまっすぐ行った通りにありますよ」
と答えた。
質問をした男は頷くと、交番とは逆の住宅街の方に歩いて行った。
あの人は交番を探してたんじゃなかったの?
私は少し気味が悪くなり、自分が交番へ向かうことにした。
「怖かったでしょう。良かったらご自宅までお送りしますよ。」
変な人に声をかけられたことを慌ただしく話すと、お巡りさんはそう言ってくれたので、
私はありがたくお願いすることにした。
お巡りさんはときどき私に声をかけながら、私の数歩先を先導して歩いてくれる。
そのまま自宅につき、私が部屋のドアを開けるまで見守ってくれていた。
やさしいお巡りさんのいる交番が家の近くにあって良かったあ。
(↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
解説
――――――――――――――――――――――――――――――――――
向かっているのは「私」の家なのに、お巡りさんが先導して歩けるのはおかしいよね。
その上ドアを開けるまで見守ってくる…
現実にはこんなお巡りさんはいないと思うけど、良い人を装った悪い人には気をつけてね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
最後まで読んでくれてありがとう!現在150話以上更新中。他のお話も読んでみてね。
1行で読める意味怖プチも更新中!そっちも覗いてみてね
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます