ジェットコースター


僕は大学2年生で、かわいい彼女がいる。


そんな彼女に遊園地に誘われたので、大学が休みの日に一緒に来た。


2人でこういう場所に来るのは初めてだったので、あっという間に時間が過ぎる。


一通りの乗り物やアトラクションを回り終え、暗くなってきた頃。


彼女に言われ、夜景が見れるというジェットコースターに乗ることにした。



どうやらジェットコースターの頂点の2か所が、夜景が特に綺麗なポイントらしい。



順番が来て、乗り込み、ベルトを締める。


彼女は横でもう浮かれている。かわいいな。


ジェットコースターは動き出し、ゆっくりと登っていく。


でも実は僕は絶叫系が苦手なので、1回目の頂点につく頃は目をつぶっていた。



彼女は横でキャーキャー叫んでいる。どんな景色かちょっと気になるな。


僕は恐怖よりも好奇心が勝ち、2回目の頂点では一瞬目を開けてみた。


確かに綺麗な景色だ。周りの人もすごい叫び声をあげている。


彼女は慣れたのかもう歓声は聞こえないが。



僕は景色もそこそこに、怖いのでまた目をつぶる。


ジェットコースターはだんだん減速していく。


そういえばもう頂点も超えて終わりそうなはずなのに、周りの声がやけにうるさいな。


僕は不思議に思い目を開けると、すぐに状況を理解した。














(↓解説はこのまま下にスクロールしてね↓)



















――――――――――――――――――――――――――――――――――

解説

――――――――――――――――――――――――――――――――――

彼女の声が聞こえなくなったこと、周囲から悲鳴が聞こえることから考えるに、


1回目の頂点~2回目の頂点の間のどこかで、彼女が事故で落ちてしまった可能性が高いね。


彼女は落ちてしまっているから当然声は聞こえないし、それを見た周りの人は声をあげるよね。


語り手は目を開けた瞬間に隣に彼女がいないことに気づいたから、すぐに状況を理解できたんだね。


浮かれていても、ジェットコースターのベルトは絶対にちゃんとしめるようにしてね。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


最後まで読んでくれてありがとう!現在150話以上更新中。他のお話も読んでみてね。


1行で読める意味怖プチも更新中!そっちも覗いてみてね

https://kakuyomu.jp/works/16817330658277532279

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る