第29話 天才はフリーダム
いくぶん顔色が良くなったセルガさんは、
再度、指導モードに入った様だ。
さて、各属性魔素の
属性魔素の、属性魔法への発動も。
次は『魔法使い』とは?
他国の一般の魔法使いは、
理論的には、どの属性魔法も使えるのですが、
一番自分に合った、属性魔法書に描かれた魔法陣を集中的に覚え、
イメージを強め、しばしの魔法修行で習得します。
先輩魔法使いに弟子入りし、その属性のイメージを伝授させてもらうとか、
才能ある方ならば、複数の属性
大抵は、ひとつの
深く追求されています。
魔法使いは、ひとつの属性魔素を
そうしますと、
こほん
セルガさんは、軽い咳払いで喉を整えると、
聖職者らしく、姿勢を正す。
聖魔法は、使徒として誓いを立て、教会に登録された者を、優先に授けられます。
もちろん神や守護天使様方からの、直接
また一千年ほど前に、魔法世界からの
教会に、『
六枚の
神官見習いは先ず、それぞれの属性
一つずつ、人の魔素で正確に脳内に描き上げ、意識に焼き付けます。
はい。六枚の魔法陣をすべて覚え切るまで努力致します。
まぁ、全部覚え切るには時間がかかるので、
神からは『一枚ごとに、祝福するよ〜』と
『
ので一枚ごとに、覚えきったと神に認証を頂けましたら
第一守護天使様を
脳内に聖魔法で『
と、称号が与えられます。
「もちろん、
『
ムフん♪
たゆん たゆん
ここでなぜがセルガさんは、鼻息荒くし自己主張過ぎる胸を張る。
まぁ、慕う義姉の凄さを、語りたいのだろう。
「なるほど。この国で、魔法使いは
あぁ、セルガさんもですね」
ギシッ、と音を感じるほど、セルガさんの動きは固まる。
「あー、え〜」
綺麗な
なんだろう?また顔色が悪くなって来たような......
「あぁ。セルガは、
「セルガの母が懐妊の時、『子孫の出産に付き
セルガが生まれましたら、既に『
「ほう!すごいですね!」
「あー、その〜」
セルガさんの表情は、硬いままだ。
碧い
「......神意は『セルガを守り抜け』と。あらゆる『感情』から守護せよと」
「なるほど。
「はい。
ワードマンさんは、孫を案ずる祖父の表情となる。
「しかし本人は、悪意に
また、
時と場合と
周囲へ、さらなる火に油を注ぎ......」
ワードマンの表情は、
「......さすがに『神官長』とさせる
『
ポン
ポン
龍神ニーグと猛は、思わずワードマンの肩に触れる。
「す、す、
セルガさんは、色んなモノを飲み込んで来た表情をする。
紅い顔で、プルプル
自覚はあるが開き直りあそばした、とも言える。
解説を、進めます。
彼女は気合いを入れ直し、話を進めようとする。
教会での神官長としての法話等、
『教会の
ですのでヤーディン大国の
胎教の段階から、
録音再生魔法も有るのですが、やはり母親の
また
子守唄の発音も、詠唱の訓練となります。
魔力や
なるべく早期に修行が始められます。
高い才能が認められましたら、
ヴォーグ教会魔法学園に無償で招待(ほぼ
聖魔法書と魔法修行で『
魔法色は『
さて。
なぜなら、
魔族や魔族に堕ちた者は、どうやら
『
特に修行も必要無く、絶望に
魔法色は『
そう。
心に深い絶望が
悪魔素が
魂にヒビが入った段階では、見かけ上は悪魔素の波動は、分かりません。
ですが、
厄介な事に、
ですが、聖魔法使いの聖魔素の波動を受ければ、
魂は癒され、絶望は去り、悪魔素は払われます。
「ほう。聖魔素の波動ですか......
つまり、『
教会のような『
「その通りです」
セルガさんは『
(聖魔素の波動か......)
しかし
異なる可能性が
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