第3話 原因不明の生きづらさ
精神科に通院してるにも関わらず
生活のしづらさは凄くあった
副作用も苦しいのもあり、事情を分かって貰えないのも辛かった
日に日に症状が重くなっていった
「それストレスのせいだから」
「(ストレスのせい?ストレスが無くなったら全部無くなるの?)」
「お母さんは心の病気だけど、貴方の場合ストレスでそうなってるから」
「(何で母親と比べなきゃいけないわけ?)」
母親と一緒の主治医だった時、自分の話はどうでもいいみたいだった
「でも……配慮のある環境で働きたいんです」
「別にそんなの無くていいよ。福祉やりたいんだっけ?転職効くし、合わなかったらすぐ辞めればいいよ」
「(何を分かってるんだこいつは。医者だろ?薬を渡すだけでいい訳じゃねぇだろ)はぁ……分かりました……」
日に日に重くなっていく症状
他人に言われたことも言語化して聞こえなくて
その上覚えて無くて
自分が言いたいことも結局は相手に届かなくて
自分の周りから人が消えてった
それは学校でも、外の環境でもそうだった
小さい『社会』の中で、自分は『変な人』というレッテルは、ずっと付きまとった
「何でこうなんだよ……」
これに病名があったら、自分はこんなに困らないのにと、ずっと思っていた
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