「空白」#言葉の添え木より
数年越しの空白に投げ込むものはなかった。足元に転がる玩具は使い古されて捨てられておぼろげながらの想い出だ。空白には何もない。何も覚えるものがなかったはずで、捨てたものはないはずで、いつもあと一歩を悔やんでる。だから、この空白は後悔の色なのだ。
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