遺跡
「これは、隠れ迷宮か」
この砂漠には迷宮がある。
迷宮を作るのは錬成士でなければ不可能だ。
それも一人では不可能で、複数人いる。
しかも、これはその辺にいる錬成士ではない。
「これを作ったのって」
「し、知らねえが、名のある錬成士なのは間違いないって言ってた」
名のある錬成士でも、これだけ大掛かりなことが出来るのは限られる。
まさか、王宮も関わっているのか?
もし、そうならかなり闇が深くなってくる。
中に入ると男はスイッチを押す。
すると、出口が塞がれる。
「さて、親玉に合わせてもらおうか?」
「あ、あぁ……」
「不意打ちなんて考えたら、わかってるな?」
盗賊たちはコクコクと首を縦に振り続ける。
「暗いのです」
「あぁ」
僕はポケットから石を取り出す。
これは魔力を通すと光を放つ特殊な石だ。
「ほれ」
ラナークの頭の上に乗せると彼女はそれを手に取る。
彼女が魔力を流したのか、光り輝き辺り一帯を包む。
「眩しい!!」
「加減を知らんのか」
彼女は魔力を調整し、周りが明るく包まれる。
そして、盗賊に案内させる。
「やっぱり私の魅力につられてきましたね!!」
「そうなのか?」
的外れもいい所だが、一応盗賊に聞いてみる。
盗賊は照れながら、頷いた。
マジか……。
まさか例外に当たるとは思わなかった僕だった。
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最後にラナークさんからひと言
ラナーク
私の活躍を刮目してみるのです!!
……いや、本当に応援してほしいのです!!
なにとぞ、なにとぞよろしくお願いしますのです!!
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