38 ノウェムとの時間
「……すぅ…すぅ……」
可愛らしい寝息で僕の膝の上で寝るノウェム。
しかし、彼女の寝顔があまりにも可愛らしくて退けようにも罪悪感を感じてしまう。
だから今の現状が出来上がってるわけだが……。
もう少し、気を付けてほしいものだ……色々と。
そう思っていると彼女は仰向けになる。
しかし、そこは問題ではない。
二つの双璧だ。
彼女は見た目が小さいわりにその、大きな球を二つ持っているのだ。
「大きな女子は~、割と肩がこるんだよ~」っと言っていたことがあった。
まぁ、幼いころにそれを言ってエレナと修羅場になったのだが……。
僕はふとノウェムの、胸を見る。
改めてみると本当に大きい、なんというか暴力的なほどデカい。
僕も男だ、大きい胸は嫌いではない。
寝ている以外で見ると、ノウェムに弄られ最悪、エレナに伝われば精神的に追い詰められかねないので、普段は見ないようにしている。
そう思っていると、ノウェムが目を開けてこちらを見つめていた。
互いに目が合う。
気まずい……。
ノウェムはしばらく僕を見ると、ニヤリっといつものような小悪魔な口調で、
「男の子だねぇ~」
「何の話だ?」
「ん~? ここでしらを切るのは無理じゃないかな~?」
ノウェムのいう通り、これをごまかすのは無理といったもんだ。
「さて、エレナに伝えよ~っと~」
「待ってくれ!」
それをされると非常に不味いので交換条件を出すことにした。
「お前の望みはなんだ?」
そういうと、待ってましたと言わんばかりの顔で僕を見た。
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