第13話

なんか書く~なんか書く~

ツッタカタッタッターン?

なんかなんかなんかなんか

なんか書くよー


はぁ


明るく振る舞っても明るいを知らないから明るくできないし、少し陰があるように見せてもより深い陰に負けるし、灰色ってよりは鈍色っていうか、錆色っていうか、なんにもできないんだなぁって空を仰ぎ見る


酒飲んでも気分が晴れない日は結局のところ薬飲んだって何したって暗いまんまで闇ってよりは曇りで雨ってよりは鳥肌のたつ小雨で。


何をしたって何時なんどき何を思ったって何も果たせないことがわかっているのに何をやってんだろう自分はって思うわけで。


明るい話書けない書けない、だって書く気力もわかないし、書けるほど熱意もないし。


でもハッピーエンドが好きかな、ぼくは。

世界中のハッピーよりか手に収まるくらいのハッピーエンドが。

ぼくの人生もハッピーエンドになれば良いのにな。


まあ、無理か。それは、流石に。

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