第11話:エピローグ
■場所:祐子の自室■
祐子「(ミリューと佐和子ことグーチェが異世界に帰って約1か月、あれから何事もない平和な日々が続いていた)」
祐子「今日は宿題がたくさん出たから、頑張って早く終わらせよう」
(SE:机の引き出しが開く音)
祐子「ぐえ!?」
(SE:祐子が後ろに倒れる音)
ミリュー、佐和子「祐子! お久しぶり!」
ミリュー「あれ? 祐子、なんでそんなとことで寝てるの?」
祐子「いたたた…。あなたたちが突然引き出しから出て来るからでしょ?!」
佐和子「ゴメン、ゴメン。“時空回廊”の出口がここに繋がったみたいだし」
祐子「もう! ドラえもんみたいに出てこないでよ」
ミリュー「ドザエモンってなんですか?」
祐子「ドザエモンじゃなくて、ドラえもん!」
佐和子「へー。ここが祐子の部屋かぁ」
祐子「佐和子さんは、なんで、また黒ギャルに戻ってるんですか?」
佐和子「いやね。こっちの世界で黒ギャルが流行っちゃって。今じゃ、魔法少女たちの半分以上が黒ギャルだし」
祐子「マジですか…」
ミリュー「そんなことより、祐子、大変なんです!」
祐子「魔法少女の半分が黒ギャルという事態より大変なことがあるんですか?」
ミリュー「あるんです! 実は、魔王を裏で操っていた黒幕が居たんです!」
祐子「黒幕?!」
ミリュー「悪魔ベルフェゴールです!」
佐和子「いま、私たちの世界で、そいつが暴れてて大変なことになってるし」
ミリュー「ベルフェゴールは、私たちだけでは手に負えず。なので、祐子の助けが是非とも必要なのです!」
祐子「ええー?」
佐和子「じゃあ、私たちの世界へ行くよ!」
祐子「私は、宿題をしなきゃいけないの!」
佐和子「そんなのいつでもできるし」
ミリュー「さあ! 魔法のブレスレッドとスティックを忘れないで!」
祐子「そんな、強引な!」
ミリュー、佐和子「じゃあ、レッツゴー!!」
祐子「もう、いい加減にしてー!!」
≪頼まれて魔法少女になったら中央線沿線で戦う羽目になりました~完≫
頼まれて魔法少女になったら中央線沿線で戦う羽目になりました 谷島修一 @moscow1917
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