43 6月1日(水) お下品馬鹿夫 参上!
冷蔵庫を開けて僕は叫んだ。
「おルービがもうなぁぁい!」
妻の声が聞こえた。
「そりゃあ、無くなるわよ。毎日、飲んでんだから」
僕たち夫婦は言葉を逆にして言い合っている。さらに、言葉によく『お』を付けるのだ。
これについては、この日記の『5月28日(土) 今日の夫婦の会話』を見てね・・・
つまり、『おルービ』とは単なる『ビール』のことなのだ。
僕は妻に言った。
「明日、スーパー〇〇(近所のスーパーだ)に行って、おルービを買ってこよう。しかし、なんか忘れそうだなあ・・」
「私が忘れないようにしてあげるわ」
妻はそう言うと、1枚の紙に何か書いて玄関のドアの内側に貼ったのだ。
僕は玄関に行ってその紙を見た。こう書いてあった。
『お下品馬鹿夫へ
ビール 500ml 2缶
忘れるな ❕ 』
妻はスマホの中で僕を『馬鹿夫』って表示している。妻の大好きな韓国ドラマで、主演の韓国の女優さんが夫のことを『馬鹿夫』ってスマホに表示していたのだ。それで妻がそれを気に入って真似をしているのだ。
ちなみに、先ほどの『ビール 500ml 2缶』は、正確には『ビール 500ml 6缶パックを2つ』ということね。
以上が昨日のことだった。そして、妻のメモは今日になっても玄関の内側に貼ってあったのだ。
こうして妻のお陰で、『お下品馬鹿夫』は今日『おルービ』を忘れずに買ってくることができたというわけなのだ。
だから、『おルービ』を買うのを忘れなかったことが、今日のよかったことだよ。
妻が書いた紙は写真を撮って、僕の近況ノートにアップしておいたよ。良かったら見てね。URLは以下だよ。
https://kakuyomu.jp/users/azuki-takuan/news/16817139555206874121
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます