第3幕 ──re;start──

あきひで「ひっ、久しぶり」

早速コミュ障陰キャ特有の語り草で先制する

3年ぶりでいきなり醜態を晒すのは、中々精神にくる。


ヒロイン「だよね!!あきくんだよね!久しぶり!」


彼女の顔のほうを向く。

その端正な顔立ちは、二次元キャラのように美しい。

今まで何人の男を魅了してきたのだろうか、無論俺も例外ではないが。


ヒロイン「あきくん、高校はどこ行くの?」


やめろ!その質問は3年間不登校でろくに勉強していなかった俺に効く。

というのも、俺は勉強しなかったが故、この春から、地元で「定員割れのあずま」というなでしられている「県立あずま高校」に通うことになったのだ。

あきひで「あ、ずま高校だよ、、、」

ヒロイン「え、、、」

あきひで「ん、、?」

ヒロイン「実は、、私もなんだよね。」


────え。

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