第118話 みんなはじめは赤ちゃん

 自分は何者なのか、漠然と考える


 自分は何者でもなく、ただの、ひとりの日本の社会生活の一端を担う普遍的な人間であると考えた


 ただあるがまま生きる


 食べたいときに食べ、寝たいときに寝る


 旅行したいときに旅行し、最低限の仕事をする


 そんな生活が僕にはあっている


 あたりまえだが、僕は特別ではない


 誰もが特別ではない


 もしかしたら特別な人なんかいないかもしれない


 みんな肩書を取っ払ったらただの人


 みんな最初は何もできなかった赤ちゃん

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