第5話 お買い物と最初の夜

散歩を終えて、家にへと戻る途中


気づいたようにミイアが言った


「あ、ご飯どうするの?食材ある?」


あ、忘れてた


なんもねーや


カップ麺とレトルトくらい、、はある


「あるって言わないよそれ」


手を引かれスーパーへと、向かった


「何食べたいー?」


え、料理出来るの?


機能というか、ほんとに人間そのものに錯覚していく


というか、周りから見てもミイアがAIだと分からないのではと


「オムライスとハンバーグかなぁ」


「ふふっ子供みたい」


人間の笑顔そのものを浮かべ


食材をカゴに入れていくミイア


必要な食材を入れてレジを通して袋に詰めて、店を出る


なんだこれ


不思議すぎて脳内処理が追いつかない


心なしか楽しそうに、上機嫌のミイア


料理をするのが楽しみなのか?


そんな表情や感情、、プログラムなのか


そこまで人間と遜色のない姿、仕草



オムライスとハンバーグは絶品だった


美味しそうに食べる僕を、ニコニコと見つめるミイア


見られてると気恥しいけど、、


美味しかった、本当に


告げると、ミイアは凄く喜んでくれた


良かった、喜んでもらえて


つくってもらったから、洗いものはするよと言うも、やっとくからその間にお風呂入っといでとキッチンから追い出されてしまった


な、なんだこのやり取り


お風呂上がると、片付けが終わったミイアが、じゃああたし入ってくるねと


えっ?AIドールもお風呂入るんだ


ちょっと驚いた


普通にお風呂に入って、髪を乾かして


まんま本当に人間にしか思えない


その後、適当にテレビを見たりして、寝る支度をしてるうちに程よい時間になった


ってところで、、気づいた


ベッド1つしかない


僕はソファーで寝るかなぁ


なんて思案してると、サクラ歯磨いてから寝ないとダメだよと、洗面台に引っ張られる


2人並んで歯を磨いて


また引かれるままに自然にベッドに


え、一緒に寝るの?



僕は今夜、ちゃんと寝付けるか心配だ





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命を持ちたいラブドール みなみくん @minamikun

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