第574話 フィクション作品で、政治的に対立したくない国の傲慢な王女を皇后にするか、聡明で優しいけれど身分が低い王女を皇后にするか問題の話。
フィクション作品で、政治的に対立したくない国の傲慢な王女を皇后にするか、聡明で優しいけれど身分が低い王女を皇后にするか問題の話です。
フィクション作品で、政治的に対立したくない国の傲慢な王女を皇后にするか、聡明で優しいけれど身分が低い王女を皇后にするかというのは、私が楽しみに見ている中国ドラマ『長安賢后伝』の話なんですけど。
視聴者/国民の目線で言うと、皇帝陛下には我慢していただいて『政治的に対立したくない国の傲慢な王女を皇后にしてほしい』んですけど、皇帝陛下は愛を貫きそうで怖い。
愛した王女は側室でも……いいんじゃない……? ダメ……?
皇帝陛下の母親(皇太后/女主人公)は政治的に対立したくない国の傲慢な王女を皇后にするという意見で、国を想う国母としては安心して見ていられます。
そして、ものすごく美しく死んだ摂政王は、死ぬ直前に、皇帝陛下に「愛する人を得られない人生は空しい。お前は俺のようになるな」って言い残したのよ……。
摂政王は異母兄で先帝から、意地悪で傲慢な女性とむりやり婚姻させられたから、言葉が重いんですよね……。
でも遺言で、その正妃に対して「王妃の想いに応えられず、王妃の半生を不幸にしてしまった。自分の死後は王妃には自由になり、幸せになってほしい」と言い残し、さらに離婚する旨の証書を残して王妃を絶望のどん底に突き落としたのでおそろしかったです。
たぶん、摂政王は王妃にしてほしいこと、言って欲しいことを遺言にしたんだと思うんですけど、王妃は自分なりに一途に摂政王を愛していたので絶望しかなかったと思う。
そして摂政王の王妃はどうなったのか……。答えは!! 首を吊りました!!
摂政王の側室を虐めて熱いお茶を手にかかるようにしたり、側室が解任した子を流産させたり、側室を罠に嵌めて追い出し、結果側室は柱に頭をぶつけて自害したりしたのですが、結局、女主人公を愛し続けた摂政王の心を得ることは叶いませんでした……。
一途なキャラって、愛したキャラ以外にはおそろしく冷酷に映るよね、というのを実感……。
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