第16話 『無料作品』が『有料作品』より価値があると作家様側が自称することについて、どう思いますか?

『無料作品』が『有料作品』より価値があると作家様側が自称することについて、どう思いますか?


数年以上前の話です。


私は、趣味でゲーム制作をしていたのですが、その際、ゲーム制作者様が頑張って作ったゲームを無料でプレイすることを許可してくださる『フリーゲーム』の感想に、プレイヤー様が『フリーゲームだけれど、商業作品よりも価値がある。面白い』というような感想を書いたのは何度も見ていて、それは全く問題ないと思っています。


でも!!

ゲーム制作者様側が『有料のゲームより面白いけれど、このゲームは無料です』と謳うのは許せない派です。


以前、あるゲーム制作者様が自分が制作したゲームについてこんなことを言ったのです。


『このゲームは5000円の価値があると思います。でも無料で遊べます!! ぜひプレイしてください』ということを!! 宣伝文に書いていたの!!


私は激怒しました。

『5000円で売れる物なら売ってみればいい!!』と思ったので、自分の個人ブログにそのように書きました。

だってひどいと思ったんだもの……!!


有料の同人ゲーム、5000円で売ってる作品なんてほとんどないです。

R18男性向けゲームだって販売価格はだいたい2000円未満なのに……!!


無料でDLできるフリーゲームがDL数が多くて『人気』なのは当然じゃないですか!! だって無料なんだもの!!

そして無料で遊ばせてもらったプレイヤー様は、ゲーム制作者様に『このゲーム5000円の価値がありますよね?』と言われたら、たとえ5000円を払う気がなくても否定できないと思うの……。


それを利用して、そのゲーム制作者様が作ったゲームを『5000以上の価値があるフリーゲーム』と印象づけようとするのは、ずる過ぎると思いました。


でも、結局、その宣伝、全然意味なかったの……。


そのゲームはフリーゲーム公開サイトに登録されたら、ゲームの面白さに忖度しないプレイヤー様複数から、かなり辛辣な感想を食らっていました。

そしてその後、そのゲームが、とある同人作品販売サイトで『1000円(税別)』で売られているのを見ました。


『5000円の価値があるんじゃなかったの……?』と私は思いました。


コメント欄で斑猫様と『感想をお金で買う読者様についてどう思うか』というやり取りをした時に、ふと、このことを思い出したので記載しました。

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