第156話 これも時代と年齢の流れですね
こんばんは。
連続ですね……。半分仕事・半分自分のことでこの週末に時間がないので、出せるものは今のうちに出してしまいます。
今回のエピソードはあくまで私個人の考えですので、そちらをご了承くださいますと幸いです。
数か月前、私のスマホにあるメールが届きました。
それはいつもキーワード登録しているチケット予約抽選の案内でした。
価格は1枚1万3千円くらいだったでしょうか。
ただ、カレンダーを見ると連休の最終日。会場は行けない場所ではないけれど、翌日早朝からの仕事を考えると二の足を踏んでしまって、結局抽選には応募しませんでした。
ただそれにはひとつの確信があったのです。
「ほぼ間違いなくオンライン視聴のチケットの案内が来るだろう」
果たしてその予想は当たり、公演2週間ほど前にオンライン視聴のチケット案内が来ました。お値段は4,400円(しかもアーカイブ視聴付き)。
最終的にこちらの方に申し込むことにしました。
もう今から10年位前ですかね……。特にアコースティック系のライブは現地に足を運ぶのがベストだと思っていたんです。
確かに会場(箱)が小さく、ライブハウス程度のサイズであれば楽器が奏でる音やアーティストの声が生で聞こえる環境であったら、生音が一番いいに決まっています。これは今でも変わりません。
ところがその後数回コンサートに足を運びましたが、箱は大きく、3階席などになってしまうと、アーティストさんは見えないし(老眼!?)、音も籠ってしまって……。結局は「そこにいた」という経験しか残りませんでした。それも大事なんですけどね。
またそういった大きな会場の場合、それなりのスピーカーは入っているのですけれど、音が最大で流されて、ゆっくり聴き入ることができないときもあるんです。
それであれば、私のパソコンは光からPCのLANケーブルまで全て有線ネットワーク接続でもあるし、実際に音を聞いて好きな音を出してくれると選んだUSBの外部DACもあるし、10年以上自然にエージングされたスピーカーもある。(時間経過による特に木材の熟成。これを組み込むために人工熟成させたパーツをスピーカーに組み込むメーカーもあります。)
スピーカーは音を出すコーンの素材にもよりますが、特に木製部品が多いほど、ある程度年数が経つにしたがって新品の時よりいい音を出してくれるものが多いんですよ。例えば弦楽器では新品より中古品の方が高値で取引されているのもその証拠です。
「スピーカーは楽器でありたい」という今の製品を買った時のコンセプトには私も大賛成ですし、いろいろな電気屋さんを回ってみても、スペックの数字的には上でも、数時間流していても聞き疲れしないというスピーカーのメーカーは数えるほどしかありません。(お店で聞いてみても、数百万円のフルサイズステレオには敵わないけれど、ミニコンポとしてはほぼ完成しているし、今では買えない構成とのことでした)
試しにテストでパソコンの曲データをDACに通して、それをステレオにアナログで接続。コンポのシステムで一番難しいと言われる弦楽器の曲でテストです。
何時間聞いていても大丈夫な柔らかい音が出るじゃないですか。(スピーカーのエージングが進んでいることもあるでしょうが、実際に3時間試しました。耳に合わないと聞き辛さすら出てくる時間です)
当日流れてくる映像はアーティストさんのアップですし、現地の音はマイクで拾った音をミキサーで通したくらいのものですから、ほとんどレコーディングと同じくらいの生々しい音。あとは自分の使い慣れた機材で好きな音に調整してやればよい。
確かに、現地ではないという臨場感こそありませんが、今回の会場でもし3階席になってしまっていたら……。と思うと、ちょっと満足できなかったかもしれません。(現地に赴くのが価値だという方も多くいらっしゃるでしょう)
それに、期限まではアーカイブで何度も見ることができますしね。
そうか、インターネットの高速化によって、こういうやり方もできるんだなぁとつくづく思いました。
今後もこういう使い方はしていきたいと思います。
もう外で待機時間を数時間待っていられるほどの体力もなくなってきましたしね(苦笑)。
私のコンサートの楽しみ方と言うのも時代とともに変わってきたのかもしれません。
それでは今回もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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