バッティングセンター(Mean)

どこか行きたいところある?と聞かれると必ず一瞬はバッティングセンターが過ぎる。


しかし、気の許し具合が満たされずわたしのなかで却下されることが多い。何せよ、相手が上手すぎても下手すぎてもなんだかつまらないし、わたしはわたしが満足するまで打ち切りたいものだから。


あまり当たらない飛ばないわたしのバッティングを見せ続けていい人となると選抜が難しい。


結局、わたしは1人でバッティングセンターに行く。普段はあまり運動をしないくせに4、5打席は立ち(だいたい1打席20球くらいだ)誇らしげな顔で、そこをあとにする。


次の日の筋肉痛という余韻も良い。


それでも、バッティングセンターを好きでも嫌いでも上手でも下手でもないそんなお友達をずっと探している。当たった時に一緒にその承認になってくれる人が欲しいのだ。


そんな今日の1曲。

Taylor Swift で『Mean』


息子ができたら一度は連れていきたい。

そして母の打席も見守ってほしい。

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