朦朧(東京)

まだ木曜日の夜だというのに飲みすぎた。


お酒は恐ろしい。

昼間はしっかりとネクタイを締め、難しいワードを並べて上長などという役職に身を置く人をもただのオヤジにする。


その変貌は、ギャップがあればあるほど虚しく映る。


場、全体がそういう空気になればなるほどどうしようもなくなる。

一刻もはやくシラフでなくなるしか道はない。


中身のない会話。

実現されない夢の話。

全て明日の朝には頭痛と吐き気になる。


朦朧とした意識で電車に乗っている。

こんな状態でも帰ろうとする人間の動物らしさを感じる。


次はいいかな、なんて適当に区切りをつけて家に着いたら食べるラーメンのことを考える。


そんな今日の1曲。

KANA-BOONで『東京』


東京にいくと人は曲をつくる。

それだけでいい。

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