もう。(もう恋なんてしない)

二日酔いになる度に、「もうお酒はほどほどにしか飲まない……。」と心に誓う。

でも、その“もう”はやって来ない。


わたしは諦めが悪いから、恋を重ねはしない。一度深く好きになった人を、でき得る限り追いかけてしまう。

友達という隠れ蓑を被って。


側から見たら、きっと全く脈はない。


それでも日々の小さいことに一喜一憂して期待しては、その度に落ち込む。

「自分は大した存在じゃない。」と。


「もうこの人の言葉に踊らされないぞ。」

期待して落ち込む度に、決心をする。

この“もう”も現実になる日は来なそうだ。


突然、全てを忘れさせてくれるくらい素敵な人が現れてくれないか。落ち込んだ時はそう願いながら、毎晩眠る。


そんな今日の1曲。

槇原敬之で『もう恋なんてしない』


こんなことになるのならもう恋はしたくないけれど、次の恋に期待をしたくなる。いや、期待は良くない……。

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