なんでもない私の日常

欲しいもの（優しい気持ち）

クリスマスに

サンタさんにお願いしたいもの、

誕生日に欲しいもの、

バイト代を貯めたら買いたい物。

これまで色々な欲しいものがありました。

それと同時に欲しいものを

買ってもらうことで

手に入れることができていた幼少期は

幸せだったのだろうな、とも思います。

時が流れて、大人になりました。

小学校の頃、卒業文集の将来の夢を書く欄が

ありました。

小さい頃の自分のためにそれには

いつでも努力次第でなれるようにしました。

それでも、今の私が欲しいものは

なかなか手に入りません。

おそらく手に入ったのか

入っていないのかもわからないのでしょう。

幸せが欲しい。

自由が欲しい。

好きなあの人の気持ちが欲しい。

では、どうしたら、何があったら

幸せなのか。

自由なのか。

好きなあの人の気持ちが手に入るのか。

それがはっきりしていないのですから。

それでも同時に、

大人になるのもいいもんだ。

時々そう思います。

ビールで自分を労っているとき。

ふらふらと趣味のことをしているとき。

あの人の声が少し明るいとき。

恒久的にではなく、

一時的に願った気持ちを

味わえる方法を知っている。

幸せは欲が、

自由は時間が、

好きな人の思いは、記憶が

一時的に幻想を見せてくれることに

気がついているのですから。

だからでしょうか。

「思い出は美しい」

そんな言葉が結構好きです。

思い出は

好きなように編集可能です。

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少し話が逸れてしまいましたが、

結局何を今日思ったかというと

年々、欲しい“物”が思いつかなくなってくる

ということです。

ボーナスが出たら、

給料が入ったら。

欲しい物ではなく

すっかり必要な物だけを買うように

なっていました。

あれが欲しい、これが欲しいと

また思えるようになったら

何かが変わるのでしょうか。

気になるところです。

そんな今日の１曲。

CHARAで『やさしい気持ち』

手をつなぐとか

食卓を囲むとかそんなことで

いいのかもしれません。