プロローグ
ごく普通の家庭に生まれ、ごく普通の学校に行き、
ごく普通の身体能力を与えられ、ごく普通の学力を与えられ、
ごく普通の才能を与えられた。
何?ごく普通ごく普通うるさいって?
……わかってないなぁ。
ごく普通、このたった五文字の言葉で僕の人生が表せてしまうんだぞ?
それはそれはつまらない人生だよ。
成人して、実力主義の社会に放り出された今、働くしかすることがないんだ。
特別な役職につけるわけもなく、ただミスをすれば怒られ続けるだけの一般社員。
…………。
…あーあ、こんなんなら凄い家計に生まれて、凄い学校に行って、
特徴ある身体能力と、普通じゃない学力と………
面白みのある人生が良かったなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます