19. 墓碑銘

ある想像上の存在であるところの墓碑銘に刻まれるため、あらかじめそこに用意されているべきだったありとあらゆる詩篇、その題名


「深み」

「憎しみに」

「蝶になれなかった女」

「不安の裏窓」

「不安の裏窓から」

「ひとり死にゆく者に」/「孤独のうちに死する者に」/「孤独な死を演じる者へ」

「河」/「川」/「河のほとり」/「河のほとりに」/「河岸に」/「船着き場・河岸」/「河岸の船」/「河岸の聖母」/「聖母」

「血を流した羊」/「あわれな羊」/「いけにえの羊」/「羊」/「私」

「ある不遜」/「不遜」

「照りつける太陽は蛇のようだった」

「太陽と蛇」

「修辞法」/「反・修辞法」/「修辞法に対して」

「不覚」/「ありとあらゆる不覚」/「身を引き裂くような不覚」/「身を引き裂くほどの不覚」

「後悔」/「ある種の後悔」/「最も野蛮な後悔」/「意味を失った後悔」

「野蛮な連中」/「冷酷な連中」/「取り上げられた末路」/「連中」/「他ならぬ私」

「安寧とした光輝」

「不可解さ」/「人間存在」/「他ならぬ、他ならぬこの私」

「不可解な詩」/「不条理な詩」/「円環の詩」/「墓碑銘」

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