第170話 施設強化
宿屋は一時的に閉鎖したのでその間は雉子谷と従業員さんには城の方に来てもらっていた
信徒の中でも仕事がない人の指導を三上と一緒にしてもらう
宿屋の主と結婚式のプロはお互いがお互いいいところがあるようでなにやら認めあっているようでしっかり指導していた
結婚式場としてもホテルとしても使うことができるのは素晴らしいだろう
「気楽にすればいいですぅこちらにはこちらのやり方があるでしょうし気持ちの良い結婚やお互いだけでも認め合うような結婚ができればいいんですぅ」
「なるほど」
「わかりましたわ」
レアナー様は結婚式場について楽しみにしているし、三上さんも雉子谷も予算無制限で好きにしていいよって言うとすごい喜んでいた
だけど問題があった
未だに会場である城の内部が把握しきれていない点
そして電気だ
女神様も思い出や馴れ初めをプロジェクターでお互いの家族や友人に紹介するのは最高だと言っているし、フワフワ浮かぶ風船も一生に一度の特別な結婚というこちらの価値観を尊重している
だけど電力には問題があった
電線をひいてない、お金を出せばやってくれそうだけど結構な時間が必要なのでやらない三上が言うには景観というのも結婚の大事な要素になるという
なるほど、バッテリー内蔵の機材を運べばいいらしいが充電する場所は必要らしい
そこで電力源の候補になったのが太陽光・水力・火力・人力・直接の5種類だ
太陽光発電というのは太陽が出ているときにお日様によって発電できるらしい
素晴らしいけど目立つしバッテリーは大きなものは設置に消防署に届けが必要
水力は高さを生かして小川に発電ユニットを置くということだ
井戸から水を汲んで流せば・・水が枯れない限り発電できるだろう
火力というのはガソリンやボンベを使って発電できる
災害が起きたときの避難所ではよく使われるらしい
人力は水力や火力の回すモーターを人が回すだけらしい
そして直接というのは僕が魔道具を使って電力を直接獲得するという方法だ
詳しい人がいたので全部持ってきてもらった
太陽光や水力は台風の時は使いにくいし火力は被災時に使えるらしいので予備に一個おいておく
人力は部屋において4人から16人で回せるように調整してくれる、抵抗や歯車がどうのと工具片手に大変そうだ
そして直接発電だ
僕に雷の魔法の適性はないので魔道具で雷を出すというものがある
雷の神様のくれた武器の一つだけど使うことはなかった
僕は後衛としての立ち回りが中心でこの魔道具を使うのには仲間に当たる可能性もあった
使っても効かないことも多いし使いにくい魔道具であった
だけど発電に使うのであれば目標は動かないし、変に雷が被害を撒き散らさない
試作品の金属の棒を狙って使ってみると結構充電できるようなので困ったら使うことにしよう
どうせ魔力余ってるし
ルールがついてきてって言うからついていくとスパイの人達が固まっていた
「コルルルルル」
「よーしよしよし」
城の防衛システムらしく石化に近い状態で固まっている・・・60人ぐらいはいるのかな、収納してとりあえず城の前に並べておこう
「所有者申し出ること」って看板に書いておく
謝ったら返してやろう
魔力障壁で壊れないようにして設置しておいたしいいだろうと思ったが雉子谷とイタマエの人はドン引きしていた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます