第150話 日本皇国への侵攻
「クソッ!聞こえるか!」
仲間に問いかけるが返事がない。
「馬鹿野郎!徹!昴!返事をしろ!馬鹿弟子が帰って来るまで持たせるんじゃないのかよ!?」
呼びかけていたのは三賢者の1人須藤尊。同じく三賢者と呼ばれていた2人に向けて通信していたが、応答はない。
尊「馬鹿野郎…」
尊は負傷し額から流れ出る血を拭うと、力の入らない手で操縦桿を握る。
数時間前に突如、太平洋側に出現した大岩。そこから襲撃してきた勢力…リコンの軍と戦闘に入り防衛と敵を殲滅していた。
敵も中々、やるようだったがこの3年訓練してきただけあり、この国の
しかし、そんな中、隊長機と思われる装甲が現れると瞬く間に国の
その隊長機を止めるため、三賢者達が立ちはだかったのだが、バーストモードを駆使するも敵に傷一つつけられずやられてしまった。
『アハハハ!中々楽しめたよ!でも、もう終わりかな?ここで壊すのは惜しいけど…アイツを絶望させるにはもっとこの国を壊さないと!』
尊「クッ…装甲もほとんど動かない…ここまでか…」
尊は見える2人の無惨な姿の装甲を見つめ、諦め敵の手に掛かるのを待っていた。
だが、そんな時一体の見慣れた装甲が敵の背後から高速で接近して来るのが見えていた。
尊「フッ……。やっと…きた…か。おせーぞ…馬鹿…弟子」
そう呟き、尊の意識は遠のいて行った。
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