第146話 南極大戦 ⑦現れた居城
ウル「クッ!流石、7魔将最強と言われていただけある!今までの奴より反応速度も段違いだ!」
琳「バーストモードを使用しても決定的なダメージに繋がらない!」
綺「こっちは他の皆んなも合流して攻撃してるのに!」
ラウ「なんて強さだよ!」
ミウダ「残りの魔力残量もあんまり多くない!」
アミダ「何があるかわらない以上これ以上は消耗したくはないが…」
そう、7魔将のサタニアとの戦闘は先に戦闘をしていた3人に加え、雑魚達を倒して合流したラウ達4名…計7名で戦っていたのだ。
だが、サタニアの魔法装甲は世界でも手だれの7名相手取ってもまだ余裕を見せているように感じた。
サタニア「ハハハハ!流石、他の7魔将を相手に勝ってきた奴らだ!この私も本気になったのは久しぶりだ!」
サタニアの魔法装甲は7名を相手にした際、隠していたサブアームを駆使して相手取り始めたのだ。
それだけではなく、全員出力を上げるバーストモード使用していたのだがそれに匹敵するような動きや火力で全員を苦戦させていた。
おかげでバーストモードを維持できる魔力量を下回り、全員バーストモードを解除する他なかった。
ラウ「なんていう出鱈目な!」
梁「まさか…奴も晃と同じように!?」
サタニア「ハハ!確かにそうだ!張晃の様にバイトシステムを用いて戦闘している!だが、私はシステムには飲まれんよ!」
ウル「馬鹿が!」
サタニア「若、急いで私を倒さねばいずれ手遅れになる…」
サタニアは自分の背後を見ると、サタニアの魔法装甲の奥に見える風景が歪んできていた。
そして、大きな城のようなものが出現する。
ウル「なんだ!あれは!?」
サタニア「ヤツの準備ができ始めたと言う事か…。私の役目も終わりという事だな…。さて、若。私とサシの勝負と行きましょう」
マキシム「何を言って…!」
サタニアの言葉に全員が身を乗り出そうとした時、ウルは装甲を全員の前に出し全員を静止させる。
琳「お前何を!」
ウル「すまない…。これは俺と奴との…いや、魔族同士のケジメだ!」
サタニア「見ない間、成長されましたな…。いやはや、実際にこの目で見て確かめたかった…」
ウル「サタニア…」
サタニア「さて、若よ。そろそろ決着といきましょうぞ!」
ウル「行くぞサタニアぁぁぁー!」
互いに武器を交え、正面からぶつかり合う。
激しく交錯する攻撃を見つめる仲間たち。
そして、遂にその時を迎える。
サタニア「若、これでおしまいです!」
ウル「ぐぅぅぅぅ!」
サタニアの装甲の鋭い一撃が黒鋼を捉えるも、ギリギリ防ぐ。だが、その衝撃で弾き飛ばされ後ろに大きく後退する事となった。
それに追い討ちをかけるように急速に接近してくるサタニアの魔法装甲。
黒鋼:次の一撃は防げん!
ウル「防がなくていい!バーストモードは使えるか!?」
黒鋼:10秒も持たないぞ!
ウル「いい!すぐ発動しろ!」
サタニア「貰いましたぞ…若!!」
サタニアの大剣が黒鋼の胸部を捉えたように思えたが、大剣は胸部ではなく肩の装甲を剥ぎ取るだけに終わり、黒鋼はサタニアの魔法装甲の正面から消える。
次に仲間達が見たのは、サタニアの装甲の左腕が宙に舞う姿だった。
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