Column2 「お(ご)〇〇~できる」が使える場面
前回は「ご利用できます」という表現を取り上げました。
今度は「お○○~できる」「ご○○~できる」について考えてみようと思います。
☆
「ご利用できます」は、敬語として不適切であることを説明しましたが、「ご~できます」自体は使い方さえ合っていれば、きちんとした敬語表現になります。
例文を挙げてみましょう。
――皆さまを、ご招待できます。
――先生にお会いできました。
――質問にはお答えできません。
——施設内をご案内できます。
——明日にはご報告できると思います。
このような感じです。
「お……できる」は謙譲語。自分の側の行為についてへりくだることで、相手を立てることができます。
「皆さまをご招待できます」というのは、招待する側を低めることで「皆さん」を高めています。
「先生にお会いできました」も、先生と会った側(例えば「自分」)を低めることで、「先生」を高めています。
「質問にはお答えできません」は、質問に答える側(例えば「自分」)を低めることで、「質問した側」を高めています。
こう考えますと、他のもきっとお分かりになることでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。