114.手の震え

4月6日(木)


どうした?大丈夫?ってなるタイトルだな。はは、すみませんね。


普段生活してて怖いとか恐ろしいとかそういう感情に至ることってあんまりないと思います。ホラー映画を見るとか真っ暗な道を1人で通るとか、そのくらいかなって。


でもついこの間あったんです。恐怖を感じる瞬間。


それは「怒られる瞬間」です。


早速新部署でやらかしたのか!ドンマイドンマイ!となればいいのですが、実は怒られたのは私ではありません。詳細内容は控えますが、同じ部署の直接的には関わりのない方がWeb会議中に管理者の方に叱責されている、といった状況でした。


そもそも他人の大きい声や怒鳴り声がかなり苦手です。心に負荷がかかると常々感じています。電車の中とか街中とか時々いますよね。それだけではなくて、上司から注意を受けた時とか親と喧嘩した時とかもう心臓が破裂するのでは?というくらいドキドキしてしまいます。


でも自分が言われている方がまだマシなんです。そのくらい「他人が怒られている」という場面の方が怖いのです。


実際そのWeb会議にはかなりの人数が参加していて一人一人に発表する時間が与えられていました。併せて、叱責されているその方の次に発表するのは私。そもそもそんな小さな発表ですら緊張するのに、前の人がそんな状況だと余計に緊張が増します。


仕方の無いことだと分かっている。誰にでも起こりうるミスかもしれない。今回言われているのは私ではない。そう自分に言い聞かせているのに、緊張感のある2人の声がイヤホンから直接聞こえてくればくるほど呼吸が苦しくなり、心臓がドキドキして、汗びっしょりでマウスを持つ手の震えが止まらなくなりました。


そして何事もなかったかのように私に発表が回ってきたのですが、とにかく手が震えすぎて上手くマウスの操作ができない。画面共有のボタンが押せず焦りました。段取り悪くすみません、と平穏を装い発表するので精一杯。発表は特に問題なく何とか終わらせたといった感じです。


とにかく本当に怖くて仕方なかったです。まるで自分が怒られてしまっているような、緊張感のある空気を肌に感じてしまう瞬間が本当に怖いのです。

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