第337話
イベント開始してから観光を楽しんでいたら他のクランに絡まれたでござる。街中で戦闘するわけにも行かないからと、海辺に逃げる選択をしたんだがなんとそこには待ち伏せしていたもう一つのクランが!!何とか奇襲は撃退できたが2つのクランに挟まれている現状。それを打開する手はないじゃろか?と頭を捻っているとルゼダが声を張り上げた!
「人数が減った側を攻撃して活路を見出しますわ!!一点突破でこの状況を打開しますわよ!!」
「それしか方法は無いよね。待ち伏せしてた女性クランの方はまだ6人居るけど、追って来た方はリダさんのお陰で1人減ってるし。それに向こうから攻撃して来たんだから反撃されても文句は言えないよね?」
「うちもやったるでぇ~!!」
「うえーん、距離が短いからあんまり火力が出ないよー!」
「シアはパパと一緒に動くよ!!」
「( `,_・・´)フンッ」
「よっしゃ!!守りは任せろ!」
方針が決まった所で言い出しっぺのルゼダが先に動いた!!
ルゼダの魔法攻撃
瞑想・弓術・聖魔法・魔法制御スキルが発動
スキルコンボ!!弓術・聖魔法・魔法制御発動により聖なる弓矢が発動
瞑想の効果 ルーレット開始・・・・・ダメージ5倍!!
ダメージ500ポイント
「熟練度が上がって進化した瞑想と聖魔法の力!とくとその身に味わうといいですわ!!」
「ふんっ!!真っ直ぐ飛んでくる矢なんて簡単に避けられるぜ!!」
ダミンの回避
身躱し・曲芸・空歩スキル発動
ダミンとかいう、軽装備の戦士かな?がスキルを発動して大袈裟に飛来する矢を回避する。それだけで完全に攻撃は回避されたと思ったが、なんとそこでルゼダが笑った。
「甘いですわよ。」
聖なる弓矢の特殊効果 追尾 この攻撃は回避できない。
ダメージ500ポイント
トスッ
ダミンは倒れた。
ルゼダのつぶやきが聞こえたと同時に光りの矢はその軌道を変え、見事にダミンの心臓に命中した。凄いな、ぐんっ!!って曲がったぞぐんっ!!って。
「そっそんな馬鹿な!?」
「コンボによってはこのように特殊効果が付く事を覚えてくと良いですわよ?」
クリンの剣攻撃
剣士・勇天聖剣・光りの加護・鍛え抜かれた体・爆発範囲拡大スキルが発動
スキルコンボ!!剣士・勇天聖剣・光りの加護・鍛え抜かれた体・爆発範囲拡大発動により<天爆光波>が発動
ダメージ250ポイント
「やった!僕もやっとスキルコンボが生えた!!」
「こんな物俺の盾で受けてやる!!」
レムスの防御
盾使い・盾強化・被ダメージ減少・受け流し・舞踊スキル発動
スキルコンボ!!盾使い・盾強化・被ダメージ減少・受け流し・舞踊発動により<流水の盾>が発動
「<流水の盾>は相手の攻撃を完全に受け流すスキルコンボだ!!どうだこれで俺へのダメージは0だぞ!!」
「うわっこれどうしよう!?・・・・何て言うと思った?」
天爆光波の効果。この攻撃は防御されてもダメージの半分を相手に与える。
レムスにダメージ125ポイント
レムスの残りHP125ポイント
クリンの剣から放たれた半月上の光りの刃は、相手の盾に命中。そのまま受け流されるかに思えたが、そこで光が膨張して爆発した!!
ボカーン!!
「ぐへぇっ!?防御したのに体力が一気に半分に!!」
「爆発は防御しててもダメージ通るみたいだね。何とか火薬調合とか爆発系のスキルと組み合わせられないかなぁ?」
「何やってんだこの馬鹿野郎!!今回復するから待ってろ!!」
盾職の思った以上のダメージに狼狽える相手クラン。その中の1人が慌ててレムスを回復しようと動く。だがそれよりも早く動いた2つの小さな影が在った。
「させへんで!!うちが止めを刺したる!!」
「私も行きます!!」
ルリの銃攻撃
銃使い・鷹の目・高速装填・連射・軽業・両銃持ちスキル発動
スキルコンボ!!銃使い・鷹の目・高速装填・連射・軽業・両銃持ち発動により<バレットダンサー>スキルが発動 効果時間30秒
「うちも修行してスキルコンボが生えたんや!!連射を教えてくれた師匠には感謝してもし切れへんで!!」
「ルリちゃんちゃっかり新しいスキル覚えてたのか。だけどそれだけだと・・・・・。」
「初期のへなちょこ銃の攻撃なんぞいくらでも受けられるぞ!!」
レムスの防御
盾使い・盾強化・被ダメージ減少・受け流しスキル発動
スキルコンボ!!盾使い・盾強化・被ダメージ減少・受け流し発動により<流水の盾>が発動
「考えが甘いで!!さっきのを見てたけど<流水の盾>のスキルコンボは盾に攻撃が当たらんかったら意味ないやろ!」
「くっ!!なぜそれを!!」
「それやったら盾以外の場所に攻撃当てたらええねん!!」
「なっなんだぁこの銃弾の数は!?」
ルリは相手の周りをくるくると踊るように回りながら絶え間なく銃弾を撃ち続けている。合間にリロードを挟んでいるが、高速装填の効果なのかその動作に淀みは無くスムーズだな。そして無数の銃弾に晒された相手は、その全てを盾で受けることも出来ずに体に何発も命中する。うへぇ、あれは痛そうだ。
「ふふん!バレットダンサーは効果時間中はずっと攻撃できる特殊コンボスキルや!リロードミスったらそこで終了するけど、それまではずっとこっちのターン!!弾丸の雨をたっぷり浴びてさっさと帰りぃ!」
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉっ!!回復!!早く回復をくれ!!」
絶え間なく浴びせられる銃弾になりふり構わず回復を求める盾職。だがその回復は一向に飛んでこなかった。なぜならば、飛び出したもう1つの影が回復職の邪魔をしていたからだ!!
「今は無理だ!!こっちにも敵が!!」
「お姉ちゃんの邪魔はさせない!」
ベニの槍攻撃
槍使い・チャージ・優れた体幹・空歩・足捌きスキルが発動
チャージの効果 ダメージ+10ポイント
ダメージ15ポイント
ノンレの回避
回避成功 ダメージ0ポイント
「これで回復を「まだまだ行きますよ!!」なっ!?もう戻って来た!?移動系のスキルは曲がり難いんじゃなかったのか!!」
「私だって修行して来たんです!!」
ベニは足捌きという新しいスキルを覚えたみたいだな。目に見えてチャージの旋回性能が上がってる。これなら今まで以上に短距離で曲がる事が出来るだろ。そのおかげが攻撃がかわされてもすぐに戻って来て相手の邪魔に入れている。
ベニの槍攻撃
槍使い・チャージ・優れた体幹・空歩・足捌きスキルが発動
チャージの効果 ダメージ+20ポイント
ダメージ25ポイント
ノンレの回避
回避成功 ダメージ0ポイント
「これじゃ回復の隙が無い!!」
「このまま力を貯めて貴方を倒します!!」
回復職の足止めをしている間に、とうとう盾職の1人に限界が訪れた。
「これで沈みぃ!!」
「ぐばぁぁぁっ!!」
ルリのバレットダンサーの効果終了
総攻撃回数 120回
命中 60発
ダメージ10ポイント
総ダメージ 600ポイント
レムスは倒れた
「盾職はうちが討ち取ったで!!あっこれダジャレちゃうからな?」
「この!!良くも仲間を!!」
「皆凄いですねぇ。じゃあ私も本気出しますよ!!」
仲間が次々に倒されて怒りをあらわにする敵クランの面々。そこに、意気揚々とうちのトップアタッカーが前に躍り出た!!
リダの格闘攻撃
拳闘・蹴闘・戦闘術・心義夢想・連撃・軽業・気功・内丹術・闘気術・破戒僧スキル発動
スキルコンボ!!拳闘・蹴闘・心義夢想・軽業・気功・内丹術・闘気術の効果により<仙闘術(仮)>スキルが発動!!
ダメージ295ポイント
次々とスキルを発動し、スキルコンボにより手足に赤いオーラを纏うリダ。だがそんなリダの前に1人、盾を持った男が飛び出してくる。
「うちのクランは盾職が2枚だ!!レムスをやったからって調子に乗るなよ!!」
イミンの防御
盾使い・ヘビィウェイト・頑丈・ハードスキンスキル発動
スキルコンボ!!盾使い・ヘビィウェイト・頑丈・ハードスキンスキル発動により<鉄の体>スキルが発動
飛び出して来た男もスキルコンボを発動させ、その体を鈍く光る金属に変えた。その見えた目は完全に鉄の彫像だ。
「俺の<鉄の体>は相手の攻撃を200ポイントまで無効化だ!!クラン最強の盾である俺は絶対に倒れない!!」
「いやぁ、ごめんなさい。」
破戒僧のスキル発動 相手の無効化分のポイントをダメージに加算
リダの残りHP100ポイント
連撃スキル発動 10コンボ達成!! ダメージ+10ポイント
「そんなチートスキル在りかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「似たようなスキルは沢山ありますよ?取得難易度はかなり高いですけど・・・。それにこれデメリット無しで使えるスキルじゃ無いんですよねぇ。加算した分の半分のダメージ受けますし、そのダメージがHPを上回ったら死んじゃいますから。じゃあ、さようなら。」
イミンにダメージ505ポイント
イミンは倒れた。
パァン!!
容赦なく相手の体に拳と脚を叩き込むリダ。その結果相手の体はポリゴンになる前に塵になって消えた。うん、人が出来る倒しかたじゃないと思うんだこれ。こわぁっ!!
「リダさん・・・・。人を弾け飛ばす何てやり過ぎですわよ?」
「見てよ。残った人が全員引いてるよ。」
「私はALO2で攻撃力最強を目指すんです!!これくらいでは満足しませんよ!!」
「これ以上先を目指すとかリダ姉は自重したほうがええと思うで・・・・。」
相手の動きが止まり、余裕が生まれた事で軽口を叩く仲間達。そうしている間に、もう1つの戦いに決着が着きそうになっていた。
ベニの槍攻撃
槍使い・チャージ・優れた体幹・空歩・足捌きスキルが発動
チャージの効果 ダメージ+1100ポイント
ダメージ1105ポイント
ヒィィィィィィィィィィン!!
「いい加減当たってください!!」
「そんな恐ろしい音を立てながら迫って来る槍に当たれるか!!」
ノンレの回避
回避失敗
「なっ!?足が砂に取られて!?焦ってこんな凡ミスを!!」
「今です!!」
ダァァァァァァァァァァン!!
ノンレにダメージ1005ポイント
ノンレは倒れた。
相手が回避に失敗した事でベニの槍が見事に相手の体に命中。その威力を十全に発揮したチャージ攻撃は相手を瞬時に消し飛ばし、槍の穂先からほとばしった衝撃波は砂浜を削り海を割りながら遠くまで駆け抜けて行った。これは俺が喰らっても同じ結果になるなぁ、うちのメンバー怖すぎないか・・・・。
「ふぅ。やっと終わりました!!」
「攻撃力最強を目指しているリダさん?目の前で倍以上のダメージを出されたことに対して感想をお願いします。」
「・・・・・負けないもん!!」
クリンの質問に若干涙目になりながら答えるリダ。汎用性はリダの方が上だから自信を持て!!ベニの攻撃力の高さは特定の条件が必要だから!!
「ベニもえげつないなぁ。砂浜抉れてもうてるやん・・・・。」
「海まで割れてますわ・・・。余波で後ろにいた人達も吹き飛んでますわね・・・・。」
「なぁそっち片付いた?そろそろ俺の活躍にも注目して欲しいんだけど?」
俺が一体何をしているかって?リダ達が突破口を作っている間にも攻撃してくるもう一方の相手をしてたんだよ!!ただぼーっと待ってる訳じゃ決してないからな!!
毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!
This work will be sent to you by kotosuke5, who is Japanese. Unauthorized reproduction prohibited
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます