第101話
さてやって来ましたここは波止場!!そう船が止まっている港ですね!!
「お客さん、準備は良いですかい?」
「大丈夫だ!!」
「オッケーです!!」
オッケー☆⌒d(´∀`)ノ
「そいじゃ行きますよ!!」ブロロロロロロロロロッ!!
「うおっ結構早い!!」
「風が凄いですね!!」
(;・∀・)
今何をしてるかって?バナナボートに乗って遊覧ですわ!!まぁここでもクリアしなきゃいけない目標があるんだけどな!!
「きゃっ!?」
「おっと、大丈夫リダさん?」
「はわわわわ、はいぃぃぃぃ。」
危ない危ない、リダさんが飛ばされる所だった。体を大きめに調整しておいて良かったよ。おちない様に抱き留めとこう。
「はわわわわわ。」
(・∀・)ニヤニヤ
「さて目的の物はっと・・・・。あれか?」
バナナボートの目標は拘束で移動するボートの上から、指定された場所にある物を見る事。あれだ、狭い隙間に何が通ったでしょう?の俺達が動く版。
「そろそろ目標ですぜ。しっかり目ぇ凝らしておいてくだせぇよ!!」
「おう!!バッチこい!!」
プロロロローーーーーッ!!
スピードを上げる水上スキーに引っ張られてバナナボートも加速する!!岩の隙間に・・・・・見えた!!
「ルドさん見えました?私は(それ所じゃなくて)見えませんでした。」
「おう!!ばっちりだ!!」
( ´∀`)bグッ!
「後は落ちない様に帰るだけですぜ。答え合わせ、楽しみにしておきやすよ!!」
港に戻ってさっそく答え合わせ、答えは~。バナナだ。
( ゚Д゚)⊃バナナ
「正解!!賞品はこちらになりまーす!!」
珊瑚の鍵:どこかの扉を開ける為の鍵。イベントエリア限定。
「鍵か。」
「綺麗な鍵です。」
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ
「使う場所は自分で探してくれよ?じゃないと楽しみが減っちまうからな!!」
「おう!!ありがとな!!」
「ありがとうございました!!」
♪♪♪ d(`Д´)b♪♪♪サンキュー
「良いって事よ!!又遊びに来いよな!!」
さて、海のアトラクションは実はこの2つだけなのだ。なんせ近くにダンジョンがあるもんで遊ぶ範囲が狭いんだと。だから次は地上のアトラクション行くぞー!!
「あっルドさん喉乾きません?ジュース買ってきますよ?」
「おん?それなら俺が行くよ。リダさんはちょっと待ってて。」
ミα(゚Д゚ )マカセロ!!
「シアはリダさんと一緒に居てくれ。」
(`・ω・´)ゞワカッター
さてさて、ジュース屋は確かあっちの方に・・・・。
~・~・~・~・~・~
「もう、ルドさんは大胆過ぎます。」
(・∀・)ニヤニヤ
「シアちゃんも笑わないの!!」
( ´ ▽ ` )ノ
何時からルドさんの事が気になっていたのでしょう?武術大会の時でしょうか?戦争の時でしょうか?坑道の時でしょうか?良く分かりません・・・。
一緒に遊んでいるうちにあの大きな背中に安心感を覚え、そして気付けば目で追ってしまっていました。
レベル1でも諦めずにどうにかしようとする姿勢、危険に自ら飛び込んでいく勇気、そして何より周りに対する気遣いが凄いんですよルドさん。たまにポンコツですが。
ここはゲームなので外見は全然違うんでしょうね。実際のルドさんはどのような人なのでしょう?ちょっと気になります。
「おっといけない、ゲームでリアルの詮索はご法度です。」
♪~(´ε` )
今回のイベント、実はクリンくんやルゼダちゃんも誘ったんです。そしたら。
「ルドさんと一緒に行ってください!!」
「2人の仲を進めるチャンスですわよ!!必ず物にして下さいまし!!」
と送り出されてしまいました。まぁクリン君達が二人だけで回りたいというのも嘘では無いみたいですが。
べべべべべ、別にルドさんの事が好きだとかそんな事は無いですからね!!ただ一緒にいると安心するというか、落ち着くというかその・・・・・。
(・∀・)ニヤニヤ
・・・・たまにシアちゃんがこっちの心を読んでいる様な気がしますが気のせいですよね?
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
「おっ?こんな所にモンスがいるじゃーん。」
「女の子が襲われてるっぽいし討伐しね?そんでもってお持ち帰りしね?」
「いいねぇそれ。かわいい子だしけってーい。」
~・~・~・~・~・~
おいしそうなジュースを買うのに時間が掛かっちゃった。リダさん達を待たせちゃったなぁ。ん?なんだあの人だかり?
「離してください!!」
「まぁまぁ、俺達と良い事しようよ。」
「そうそう、モンスから助けたんだからそれぐらい良いっしょ?」
「あれは友魔です!!魔物じゃありません!!」
「おらっ!!お前は大人しくしてろよ!!」
⁽⁽(ી₍₍⁽⁽(ી⁽⁽(ી₍₍⁽⁽(ી(▽Д▽)ʃ)₎₎⁾⁾ʃ)₎₎ʃ)₎₎⁾⁾ʃ)₎₎KIIIII!!
テンプレって奴?それともシアが勘違いされて実は良い奴パターン?まぁいいや。助けに行くかね
「ちょいちょいそこの、俺の連れに何か御用?後シアー、こっちおいでー。」
「ルドさん!!」
q( ゚д゚)pブーブーブー
こらシア!!そんな下品な事しちゃいけません!!リダさんは・・・震えちゃってるね。女の子だもんなぁ、怖かっただろうに。
「何お兄さん?俺達の邪魔するつもり?」
「邪魔も何もそもそもその人は俺の連れな訳。お分かり?」
「あん?そんなの関係無いね。俺達の方が絶対いいに決まってるから。」
「君もそう思うよね?」
「さっきから離して下さいって言ってます!!」
「聞こえましぇーん。」
「「ぎゃはははははははっ!!」」
「君達さぁ、まぁ良いか。『城壁』」
「なっなんだっ!!」
「きゃっ!!」
リダさんを掴んでいた奴の腕を潰すつもりで城壁を生み出す。盾を持ってなくても発動できるようになったんだよねぇ。あぁ残念だなぁ、ATKがあれば今のであいつの腕へし折れたのに。おっとリダさんがこけそうだ。抱きとめて怪我をしていないかを確認っと、うん、特に怪我は無いね。
「大丈夫?」
「はっはい。大丈夫です。」
「ちょっとちょっと何やってくれちゃってる訳?」
「痛いわー、これ絶対折れたわ。慰謝料出せよ。」
「舐めたマネしやがって。キレちまったよ。」
うーん、三下の台詞ばっかり。全く脅威でも何でも無いなぁ。腕本当に折れれば良かったんだけどね?
「ほんじゃこれ見てみ?」
「あん?なんだそれ?バッジ?」
「そんな小汚いバッジなんか要るか!!」
「そうだそうだ!!持ち物全部とその女を寄越せ!!」
うっし、全員確認したね?
「城塞都市ルド所属、第5守備隊隊長ルドの権限により申請。城塞都市ルド所属の旅人への恫喝及び婦女暴行を確認。処罰許可求む。」
『城塞都市ルド守備隊隊長より本部への処罰申請・・・・・。受理。該当旅人3名を“オレンジ”と断定。処罰可能。』
「なっなんだよそれ!!処罰って何だよ!!」
「お前名前の色変わってんぞ!!」
「お前もだよ!!なんだよこの色!」
「あん?わざわざ説明するのも面倒臭いけど説明してやろうか。このバッジは何処でも良いから街に多大なる貢献をした旅人に送られる物だよ。今見せたバッジはその最上位の物だな。登録された街の関係者及び街の中での犯罪に対して処罰を求める機能を持つんだなぁ。そんで彼女は俺の守っている都市の住民だ。その住民を守る為にこのバッジを使った訳。ついでにオレンジについて話をしようか。オレンジは赤落ち程ではないけど他者に多大なる迷惑を掛けた奴に付与される物だよ。犯罪者一歩手前ってな。罰としては所持品の3分の2没収と持ち金の全額ロスト。ちなみに申請が通った時点で“誰が倒しても”同じだから。」
「「「なんだよソレ!!チートだろ!!」」」
「運営が迷惑行為に対して積極的に介入しない理由の1つがこれらしいぞ?俺も最近まで知らなかったけどな。旅人の不始末は旅人で付けろってよ。と言う事でシア、【やっちまえ。】」
KIIIIIIIIII⁽⁽(ી₍₍⁽⁽(ી⁽⁽(ી₍₍⁽⁽(ી(▽Д▽)ʃ)₎₎⁾⁾ʃ)₎₎ʃ)₎₎⁾⁾ʃ)₎₎ウネウネウネ
「「「うわぁぁぁぁぁぁっ!!」」」
ちなみに、倒したオレンジの所持品と持ち金はきちんと最寄りの騎士団及び自警団に報告の為に持ち込みましょう。持ち逃げすると赤落ちになるぞ?
えっ?いつの間にこんなの貰ってたのかって?タカッハの街で守備隊のバッジとアンザ家の印籠貰ったのを知った村長が無理矢理押し付けて来ましたが何か?
タカッハのは守備隊の下っ端の奴で、印籠は隊長バッジの上位互換だけどね。さすがにアイテム全ロストと持ち金全ロストは可哀そうかなぁって。預けてあるアイテムも消えちゃうしさ。
リダさんも貰っているだけど俺が持ってるタカッハの守備隊バッジと一緒で調査と捕縛の権利しかないから使いにくいんだよなぁ。まぁ今回はテンパって忘れてるみたいだけど。
「ルドさん!!ありがとうございます!!」
「いやいや、助けるのが遅れてごめん。怖かったろ?」
「はい・・・・。でもルドさんが助けてくれたから大丈夫です!!」
「そっか、シアも良く我慢したなぁ。偉いぞー。」
(∀`*ゞ)エヘヘ
イベントエリアだもんでね。いつかのふれあい広場と同じように下手に攻撃したら討伐対象になっちゃうんだよ。攻撃するのにも大義名分が要る訳だ。だからあいつ等もう少しで赤落ちだったんだよ?武器も抜いてたし。そこを助けたんだから感謝して欲しいね。
「さてと、それじゃあジュースでも飲みながら他の所行こうか。おっとその前に詰所に寄ってこないと。」
「ご一緒します!!状況説明も守備隊の義務です!!」
(`・ω・´)ゞ
毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!
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