第47話
書きあがりましたよ!!けど見直しが甘いかもしれません。話の齟齬とかあったら教えて欲しいです。(´・ω・`)
今日も今日とてログイーン!!広場に降り立ってまず目につくのは御神木と御神木に絡まっているシア!!
「シアー元気かー?」
( ´∀`)bグッ!
シアだけが特別なのかそれとも他の友魔も実はそうなのかは分からないけど、シアは主人である俺がログインしていない間に鈴から出て自由行動している時がある。
大体御神木と合体して一緒に光合成してるんだよねぇ。俺がインしている間はほとんど一緒に居るから、いつの間にか御神木と一緒の所を見たら幸運になれるとか言われてるし・・・・。
いやそんな効果は無いはずなんだよ?でも噂が広がったんだよ。シア達をみて狩りに行ったらドロップで良いのが落ちたとか、戦闘中にデスしそうになった瞬間、モンスが地面の窪みに足を取られて助かったとか・・・。あれ?これってシアのLUKが高い所為?
「今日もシアちゃんは元気だねぇ。」
「あっクイシさんこんちゃっす。今日もですか?」
「はいこんにちは。えぇそうなのよ。シアちゃんが居てくれて助かるわぁ。」
クイシさんはルド村の牧場を経営しているサンクチさんの奥さん。昔は美人だったんだろうなぁと思わせる容姿をした愛嬌のあるぽっちゃりマダムだ。
でシアに何をさせているのかと言うと、シアの本体ではなく蔓に咲いている花に用事が在る訳ですよ。
経験値やアイテムまで養分とするシア。その栄養分はどこに行っているのか気になりません?俺は気になった。だからシンハさん達と一緒に研究したのです!!その結果としてほとんどの栄養は成長に使われているみたいなのよ。
そうほとんど、成長に必要な栄養素を使い切った余りがなんと花から実になる事が解った。これはシアの意思で作り出せる物なんだけど特段能力が有るわけじゃない。地面に植えても肥料になるだけだし、食べても経験値が入るわけじゃない。(これには心底ガッカリした・・・。)もちろん実にしないで体に貯める事も出来る。
でもシアがまだ幼体だからなのかな?貯められる栄養素の量が少なくてちょくちょく実にして排出しないと調子悪くなるんだよね。
成体になったら実を種にして子孫を残したり出来るかもしれないって、一緒に調べていたミオカさんが言っていた。食べても人体に影響が無い事も判明して、開拓村では不足しがちな栄養を補給出来ると村のビタミン剤扱いをされている。錠剤サイズの実が数えきれないくらい出来るから重宝されているよ。
で、牧場を経営しているサンクチさん達から飼っている動物に食べさせたいから分けて欲しいとお願いされたってわけ。どうも御神木と合体している時は御神木からも余分な栄養を貰えるから上質な実が出来るみたい。
実が出来る時に光りが周りを飛び回るから、余計に幸運を呼ぶ花って呼ばれ出したんだよなぁ。
「シアちゃんのおかげで家の動物達の調子も良くてね?心なしか毛色も輝いて見える様になったのよぉ。あっ今度搾りたてのミルクを持っていくわね。シアちゃんから実を貰ってからとってもおいしいのよぉ~。」
「おぉ!!それは楽しみです!!シアにも分けるからなぁ。」
\(^_^*)/
さてと、今日も親父の所に行ってから熟練度上げに勤しみますか。
ピンポンパンポーン⤴ お知らせします。『Another Life Online』発売から3週間が経過しました。第3陣のゲーム発売を記念して週末、『武術大会』を開催します。住民と旅人双方から参加者を募り誰が一番かを決める大会です。優勝者には豪華景品があります。詳細は公式ホームページでご確認ください。沢山の方の参加をお待ちしております。 ピンポンパンポーン⤵
「あらま、武術大会ですって?久しぶりだわねぇ。」
「昔もやってたんですか?」
「えぇ、今の様に魔物の活動が活発化してなかった時に開催されてたの。人類の脅威に立ち向かう為に力を付ける事が目的だったのだけど・・・。最後は御貴族様達の権力争いに利用されて廃れてしまったのよねぇ。」
「それって今回は大丈夫なんですかね?」
「うーん、どうなんでしょう?それに武術大会が開かれるならあの制度も復活するかもしれないわね。今回は旅人も居るだろうから簡単に手は出せないと思うのだけど・・・。」
「あの制度?」
「あらっいけないわ!!実を持って早く帰らないとあの子達が待ってるのよ!!シアちゃん今日もありがとうね。ルド君も又手伝いに来てね。」
(@^^)/~~~
クイシさんの呟きにすっごく気になる事があったけど、忙しいのか実を持って足早に帰ってしまった。でもあの制度って何?
困った時は親父に相談だ!!
「あっルドさーん!!」
「ん?リダさん?一体どうしたの?」
いざ雑貨屋に!!と移動を始めた所でリダさんに呼び止められた。リダさんは第2陣が参入した時に村に定住してくれた旅人の一人だ。昔は悪い事をしたらしいけど、今は反省してシンハさん達の所で修行してる。礼儀正しくて、気遣いも出来るから今では村の人気者だ。
「ルドさんにお願いがありまして。」
「お願い?俺に出来る事ならいいよ。」
「本当ですか!!なら修業に付き合ってください!!」
「えぇ~。いやそりゃ全然いいよ?でも俺ってレベル1だよ?修行になる?」
「ルドさんのDEFの数値は前線組にも負けてないんですよ?まだSNSは見てないんですか?」
「うっ・・・。いや攻略サイトとそこに付いてるコメント欄だけ・・・。」
「情報を得る事も大事ですよ?」
「やっぱりちょっと忌避感があってね?それに前にちょっと見たら俺の事ボロクソに言われてたし・・・。」
「今はそうでも無いんですけどねぇ。まぁそれは良いです!!お爺さんからやっと認めて貰えるかもしれないので!!速く!!速く来てください!!」
「わかった!!わかったから引っ張らないで!!シアー、俺シンハさんの所に行って来るから!!何かあったら呼びに来てくれえええぇぇぇぇぇぇ・・・・・」
┐(´∀`)┌ヤレヤレ
体が持ち上がる勢いでリダさんに農場まで連れて来られました。DEFが高くなかったら死んでるんじゃねぇかなこれ。というかよく持ち上げられたね?体大きいよ俺?
「おや早速連れて来たのかい?リダは頑張り屋さんだねぇ。」
「あらあら、そこまで慌てなくても良かったんですよ?」
「こんちわぁ~。この前はどうも。あっこれシアの実です。」
「おぉ、いつもすまないね。これを飲むと調子が良くてな。」
「20歳は若返りましたよねお爺さん。」
うん、この実本当に人体に影響ないんだよな?爺さん婆さんの肌艶々して来てるんだが?婆さんに至っては曲がってた腰が真っ直ぐになってるんだが?背高かったんですね。
「ほっほっほ、リダが来てくれたおかげでわし等も張り合いが出てな。」
「弱ってなんか居られないと思いましたからね。」
「はいっ!!お爺さんとお婆さんには長生きしてほしいです!!」
「うれしい事言ってくれるね。ほれ、お菓子お食べ。」
「わーい(∩´∀`)∩」
「いや用事があって俺呼ばれたんだよね?」
お爺さん達が用意したお茶セットに突撃しようとしたリダさんを止める。いやほんと何してんのさ3人して。
「はっ!!そうでした!!」
「で俺は何をしたらいいの?」
「いや何簡単な事じゃよ。リダの攻撃を受けて欲しいだけじゃ。」
「それなら巻き藁とか丸太でいいのでは?俺が相手する必要ある?」
「もう試したんじゃがなぁ。ほれあの通りじゃ。」
お爺さんが指さした先には丸太が立っていた。その中心は丸くえぐられ、後ろには木くずが飛び散っている。その隣は多分巻き藁が在った場所、支えていた棒以外は粉々になってしまっている。
「・・・・。人が受けても大丈夫なのか?めちゃくちゃ危険そうなんだが・・・・。」
「ルド君なら大丈夫じゃ。恐らくこの村でリダの技を受け止められるのはわし等とルバード、あとはカマーンくらいかの?」
「まぁその中なら俺が適任か。万が一が在っても死ぬこたぁ無いし。」
「大丈夫じゃとは思うんじゃがな。それじゃあ早速やるとするかの。」
毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!
This work will be sent to you by kotosuke5, who is Japanese. Unauthorized reproduction prohibited
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます