第23話 マルガレーテ王女の独白 それから‥
「エリナさん マルガテレーゼ姫 王女からのお願いがあります」
マチルダ伯爵は優しく私に話しかけるのです。
「マチルダ伯爵いえアラン それにヘンリー
いつも有難う貴方達はいつも助けてくれる‥」
マルガレーテ姫
「姫様 気になさいますな 私は内乱の敵側として処刑された父の子として
掴まり、姫に助けられた身です」マチルダ伯爵
「俺の父親も処刑は免れたが、流罪地で死んだ
俺自身も危ういところを姫に助けられた」ヘンリー
「アラン、ヘンリー・・貴方達の母様は王族、本来なら王族なのに」
それから
くるりとこちらを見るマルガテレーゼ姫
「先の内乱が起こる前 私は双子として生まれ、赤ん坊の時に父である王は
臣下の心許せる身分の低い貴族にそれぞれ預けたの」
「間もなく私の育ての両親、叔母夫婦は暗殺された」
「いずれにしろ貴族達の争い先の内乱が起こってしまったの」
「‥今は私を保護していた大貴族 ダステイス公爵が本当の支配者よ」
「ダステイス公爵は私を殺して王位を取るつもり」
「毒を盛られて、今は防いでいるけど 毒以外にも私の病は進行しているの」
「いずれ王位は彼のもの」
「だから、お願いがあるの 彼は私という邪魔をなものを排除したら
他国へ戦争を仕掛け 重税で民を苦しめる」
「貴方が‥‥」
強い風が吹く 小鳥たちが愛らしい声を上げて飛び去る
「……」唖然として私は話を聞いていた
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