第57話

【アオイ視点】


 私はスティンガーに何度も女にさせられ、気を失い目覚めると媚薬風呂に漬けられた。


 またスティンガーに女にさせられベッドで痙攣する。


「殺す!」

「メスが生意気な口を聞くな!分からせてやる」

「ああ!やめ!ちょっと!」


 余裕が無くなり本音が漏れてしまう。

 わたしは、またスティンガーに突かれた。

 また私は気を失う。



 目を覚ますとスティンガーが言った。


「実に良い。中々壊れず、心が折れきらんところもいい。何日も我の欲望を吐き出し、まだぴんぴんしている。アオイ、誰が休めと言った?安心するな。懇願しろ」


 私はスティンガーに責められる。


 女にしてもらう為懇願し、やめてもらうために懇願し、気絶してまた目覚めると女にしてもらう為懇願する。

 地獄のループが続く。


 何度も言葉をかけられ、何度も言葉を止められる。

 もう言葉ではなく女の声になる。


「我は存分に抱いた。1日だけ団員にも貸してやらねばな。我は休憩する」


 スティンガーは一気に私を気絶させた。







 目を覚ますと、私は知らない部屋のベッドに居た。

 両手足を鎖で拘束されている。


 目の前には剣聖ツヨシが居る。


「つ、よ、し?」

「やっと目が覚めたか、へへへへ」


「ねえ、私を助けてくれたら、後でお礼をするわよ」

「そうだな。それも悪くない。だが、お前を女にして気持ちよくしてやる」


「ねえ、聞いて。私がお金を貯めてあなたに払うわ」


「アオイーーーー!お前、前から俺の事を見下してたよなあ?前から気に入らなかった。お前に教えてやる。俺がご主人様だってなあ!」


「ま、待ちなさい!わ、私に手を出せば、スティンガーに殺されるわ!」

「お前、今日で何日経ったか分かるか?」

「分からないわ」


「何日経ったか言え。そうしたら教えてやる」

「10日ほど、かしら?」



「お前がスティンガーに遊ばれたのはたった3日だ!旦那は今寝ている。初物を味わった後は、おこぼれを俺が貰うって話だ。簡単だろ?」


 嘘!たった3日だけ?

 何度も何度も気絶して何度も懇願した。

 3日しか経っていないの!?


「ぎゃははははは!何度も気絶して時間の感覚が分からないんだろ?たった3日しか経って無いのか?って顔に出てるぜ!」


 ツヨシが私に近づいてくる。


「やめ!やめなさい!」

「おいおい!俺がお前を女にしてやる。感謝しろよ!ぎゃははははははははははは!」


「やめなさいよ!」

「しゃあねえ。ゲームをするか」

「ゲーム?なんの話をしているの?」


「ゲームに勝ったら手を出すのはやめてやる。だが、俺が勝ったらお前の体を自由にする。簡単だろ?」

「ふざけないで!」


「そうか、俺に女にして欲しいか。だよなあ!お前はもうただのメスだ!盛ったメスだ!お前の声は部屋から聞いてたぜ!へへへへへ!素直に女にしてくれってたのめばいいのになあ!」


「わかったわ!分かったわよ!!ゲームをするわ!!」


 ツヨシがどんなゲームを持ちかけてくるか分からない。

 でも、このままだと私はツヨシに……

 勝負を受けるしかない!

 媚薬の効果は弱まった。

 もう少しで力が戻る。


「へへへへ!ゲームは簡単だ。俺がお前の体をただ撫でる。お前の女の部分は触らない。お前が女を感じて一瞬でも気絶したらお前の負けだ。その時は俺の言う事を聞いてもらう。だが、耐えられたら、おまえに手は出さねえよ。ま、断ってもいいんだぜ。それか、スティンガーに言ったみたいに『私を女にしてください!ツヨシ様お願いします!!』と何度も叫んでもいい」


「う、受けるわ」

「決まりだなあ!へへへへ!」


 ただ撫でるだけ?

 卑猥な事をされるならともかく、ただ撫でるだけならチャンスはある。

 もうこれ以上女にされるわけにはいかない。


「安心しろ。俺は紳士だ。女の部分は触らない。手も自由にしてやる。くすぐってるのと何も変わらねーぜ」

「わ、分かったわ」


 私は手の鎖を外された。

 ツヨシが約束を守るかどうかわからない。

 でも、時間が経てば媚薬は、完全に抜けなくても、効果は弱まる。

 時間を稼ぐ!


 ゲームが始まった。



 ◇



 私は責められ続け、気を失った。




 目を覚ますと、ツヨシが私に迫る。


「お前、気を失ったよな?お前の負けだ。俺が良くしてやるよ!ぎゃははははははははは!」



 ◇



 私は余裕を奪われ、女にされ続けた。



 ◇



「はあ、水、みずを」

「ああ?汗が凄いぜ!ははははは!俺が良かったか?はははははは!飲ませてやるよ」


 私は媚薬を飲まされた。

 汗をかかされ、脱水症状になると媚薬を飲まされる。


 媚薬

 媚薬

 媚薬

 ポーション

 媚薬


 あれ?何本飲んだか、もう分からない。

 私は、ツヨシに、屈辱を味わった。







 おわった?

 やっと終わった?


 もう、無理よ。

 休まないと無理!


 何なのよ!苦しくなると私に媚薬とポーションを飲ませて私を回復させて何度も何度も何度も気絶させられる。


 こんなのおかしいわ。

 でも、もう少しすれば私への拘束が緩むはずよ。

 手は自由になっている。

 その隙に逃げ出す!


「アオイ、まだ終わってないぜ。後ろに列が控えている」

「嘘、でしょ」


 後ろに5人の男が並ぶ。


「並ばなくていい。一気に相手をしてやれ」


 5人の男が私に迫る。


 私は、英雄騎士団に屈辱を味わった。


 意識が、遠くなる。




 私は、目を覚ました。


「アオイ、目が覚めたか、24時間お疲れーー!!捕まって4日でもうすっかりメスになったな」


 まだ4日しか経っていないの?

 時間が長く感じる。

 私は、負けてはいけない戦いに挑む事さえ出来なかった。








 あとがき

 もう少し過激な描写がOKな方はアルファポリスに投稿するので、こちらと同じくそちらもお楽しみください。


 カクヨムでお褒めの言葉を頂ければやる気が上がります!


 ではまた!


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