第51話 避けられまくる男

 WBCの決勝でも使われた、カリフォルニア州のトロールスタジアム。

 MLB全球団のスタジアムの中でも、最も多くの収容人数を誇る。

 ただし現在は改装した甲子園の方が、最大収容人数は多い。

 だいたい大介のせいである。

 大介が去った後も真田や西郷が盛り上げ、相変わらずライガースはAクラスを維持している。

 ただ今年も、日本シリーズに進むのはレックスに負けて逃してしまったようだが。

 武史はやたらとやらかすと言うか、もったいないことが多いのに、真田に対しては相当に強いと思う。

 このあたりの相性は、いったい何が原因なのだろうか。

 相性と言うよりは、運命の女神の偏愛によるものかもしれないが。

 

 トロールスタジアムで行われる、メトロズとトローリーズとの第三戦。

 メトロズの先発は、次代のエース候補ジュニアである。

 ニューヨーカーである大介であるが、個人的な好みを言うなら、西海岸の方が好きだ。

 特にカリフォルニアあたりは、緯度の関係である程度いつでも暖かい。

 

 ニューヨークではアナハイムとラッキーズの試合が開催されているわけだが、そちらはデーゲームである。

 ただしロスアンゼルスで行われる試合の方も、夕方頃から開始される。

 これは理由としては、全米でよりポストシーズンの試合が見られるようにするため。

 時差を考えればニューヨークの試合がだいたい終わった頃に、ロスアンゼルスでは試合が開催される。


 空にはまだ青みが残っている。

 トロールスタジアムがお気に入りの大介としては、どうせ青天であるならば、昼間に野球をやりたいところだ。

 もちろん選手の気分よりも、興行が優先されるのがプロの世界。

 ニューヨークでは昼の試合があったが、どうもあちらはもう夏の気配など欠片もない。

 またハワイで、昼間に試合を行ってもらえないだろうか。

 直史をこちらに連れてきたので、セイバーが暗躍することはないだろう。


 


 アウェイゲームであるため、メトロズ側に先攻が回ってくる。

 ここまではどうしてもそれが不利で、特に大介の初打席はトローリーズの先攻の結果から、勝負するかどうか決められていたらしい。

 では、この状況からではどうだろうか。

 ポストシーズン大介は、とにかく勝負を避けられまくっている。

 だがそれでも11打数で7安打と、勝負されればかなりの確率で打っている。

 

 バッティングにおける異能生命体。

 そんなことも呟かれている大介は、間違いなく短期決戦でさらにパフォーマンスを増す。

 去年のポストシーズンは打率0.525 出塁率0.714 OPS2.214

 これは期待値的に、打てば必ずヒット以上にはなるため、全て敬遠した方が期待値的にはまだマシな結果になる。

 だが大介の場合は、ランナーになれば盗塁もしてくる。

 今年のレギュラーシーズン、大介は223打点という異次元の数字を出したが、実は得点は289点。

 つまり塁に出てしまえば、それだけホームまで帰ってきてしまうのだ。

 ここからホームランを除いた場合、打点は142点と得点は208点。

 やはりランナーが一人でも前にいるなら、歩かせた方がマシという結論になる。


 ただしこの初回、カーペンターが凡退したため、大介の前にランナーはいない。

 ワンナウトは取っている以上、後続の打撃による得点の可能性は、わずかに少ない。

 ならば勝負だ、とトローリーズ側は判断してしまった。


 インハイへのストレート。

 単純にそこに投げただけなら、あっさりと打ってしまうコース。

 しかし威嚇のために、わずかに外れただけのボール球であったらどうか。

 やりすぎれば危険球と思われるそのボールを――。

「あ」


 ――ィン!――


 大介は上手く体を開いて、打ちに行った。

 広いトロールスタジアムの、ライト側のフェンスぎりぎり。

 ぎりぎりで、スタンドに入った。

 飛距離があまり出ない、フライ性のホームラン。

 珍しいタイプのホームランで、まずはメトロズが先制したのであった。




 ミスショットである。

 ただメジャーリーガーのスラッガーがパワーだけでホームランを打つように、大介もパワーだけで打ったというその話だ。

 ガッツポーズをすることもない、ベースを一周する大介。

 今のは本来の意図によるホームランではない。

 それはトローリーズの首脳陣にとっても予想外のことであったろう。


 本多が投げた時は、スプリットで上手く打ち取っていた。

 そう考えていた首脳陣は、情報の活用法が下手糞である。

 インハイはまず釣り球で、低めにスプリットを投げるピッチャーではあったのだ。

 それが結局ポストシーズン八本目のヒットは、四本目のホームランとなったのだった。


「人間じゃねえな」

 やはりあいつはサイヤ人だ、とトローリーズ側ベンチで本多は呆れていた。

 ちゃんと沈んでいくスプリットで、上手く打ち取れるという計算はあったのだろう。

 だがその計算は、ここまでの大介を想定したものだ。

 大介はまだ成長している。

 その成長曲線はもう劇的なものではなくなったのかもしれないが、それでも常にパフォーマンスは更新し続ける。

 釣り球でも、打たれてしまえばホームランボールである。

 おそらくもう一度、自分の出番はある。

 その時にまた大介に勝つために、今日は観察をしておかなければいけない。


 人間の域にとどまっているメトロズの他のバッターは、それでも強力だ。

 クリーンナップに連打が出て、二点目の失点。

 だがなんとか二点で抑えて、裏の攻撃に回る。

 メトロズの先発のジュニアは、二点のリードはもらっていたが、それで安心するということなどはない。

 ムービング系の速球、そしてフォーシームにチェンジアップを混ぜて、丁寧にバッターを打ち取っていく。


 二回の表裏と、試合は静かに進行する。

 次に動くのは二度目の大介の打席だと、おおよそ分かっているのだ。

 ジュニアは初めてのポストシーズンの興奮が、まだまだ続いている。

 サンフランシスコとの試合で勝利してから、まだまだテンションが上がっている。

 この試合も終盤までリードしてもつれ込んだら、間違いなく勝てる。

 そう思ってペース配分は考えず、とにかく点を取られないように投げている。


 そして三回の表、先頭のカーペンターから、メトロズの攻撃が始まる。

 ランナーに出ていれば、大介は勝負されないかもしれない。

 だがノーアウト一二塁になれば、メトロズは大量得点のチャンスだ。

 九回にまでもつれ込めば勝てる。

 カーペンターの選んだフォアボールは、その執念によるものであったろう。


 トローリーズの判断は難しい。

 既に二点差となってはいるが、それだけならまだ逆転のチャンスはいくらでもある。

 ただここで追加点を取られると、当たり前だが追いつける可能性は減る。

 一回も大介のホームランの後に、他のバッターで追加点を取られた。

 へたに歩かせても、そこから得点する力を持っているのが、メトロズというチームである。


 だがそれでも、ここは大介との勝負を避ける。12打数8安打で、そのヒットの半分がホームラン。

 まともに勝負をしにいったら、実際の打率はもう少し上であろう。

 そしてマトモに打てたら、ホームランの確率ももう少し上がる。

 その後ろのバッターも危険な者が多いが、ポストシーズンに入ってからさらに危険になっている大介。

 申告敬遠で二打席目は終わった。




 リーグチャンピオンシップのMVPは、おそらくシュミットになるであろう、と大介は思っている。

 なにしろ大介はホームランは多いが、全てがソロホームラン。

 打点ではシュミットの方が上になっているのだ。

 もっとも本人はそう考えていても、出塁してからホームを踏む回数の多さなど、チームの中では一番である。


 シュミットはシュミットで、プライドを持ちながらも、大介が上だと認めている。

 大介が少しでも敬遠されにくいように、その後ろで打っていかなければいけない。

 四番と五番は長距離砲だが、シュミットは長打も打てるバッターであるが、それよりは打率の高いバッティングをしようと集中している。

 それだけどんどんと、チャンスを拡大しているのだ。

 ホームランまでは届かなくても、外野フライを着実に打てれば大きい。

 シュミットはそういった合理的な考えも出来る。


 ノーアウト一二塁からならばピッチャーは、初球からストライクを欲しがる。

 それを狙い打ちしたボールは、飛び上がったショートの頭の上を越えた。

 カーペンターは一気にホームを踏みたかったが、それはさすがに都合が良すぎた。

 ノーアウト満塁で、四番のペレス。

 そしてここでトローリーズも、リリーフ陣を投入する。


 ここまでの事態になってから、ようやくピッチャー交代。

 この場面での交代というのは、交代する側もさせられる側も、心理的な負担が大きい。

 ノーアウト満塁なのだから、三塁ランナーカーペンターの足も考えれば、内野ゴロはともかく外野フライで一点。

 そしてメトロズの四番と五番は、フライで外野まで飛ばすのは、得意な選手が揃っている。

 またこの場で、ベテランがプレッシャーに潰されるかどうか。


 ベテランであっても、ポストシーズンのここまでの段階に来れば、プレッシャーを感じるのは当たり前である。

 だがそれでも、しっかりと外野フライを打ってくるのだ。

 二打者連続で、外野フライでのタッチアップ。

 結局このイニング、ヒットは一本だけで、メトロズは二点を追加した。




 4-0という点差は、ジュニアのピッチングに余裕と柔軟性をもたらす。

 ポカンとホームランを一発打たれたりもしたが、ランナーがいない状況ではたったの一点。

 五回の表は先頭が大介からの打順。

 4-1からのさらなる得点のチャンスである。


 点差から考えて、ここで一点を取ることはかなり大きい。

 ただしトローリーズとしても、大介を抑えてメトロズ打線の勢いを封じるのは、意味のあることである。

 ここでピッチャーは左へと交代。

 昔はバッター一人に投げればよかったMLBのルールであるが、三人以上かそのイニングが終わるまでとか、微妙に変わっていってはいる。

 わざわざ大介に対して交代したのは、当然ながら左対左という構図はあるのだろう。

 もっとも大介は左ピッチャーを、特に苦手としているわけではにのだが。


 ただこのピッチャーは、大きなスライダーを使う。

 大介の日本時代までのデータを詳細に調べていれば、サウスポーのスライダーかカーブで、大きくスライド変化するボールは苦手だという結論が出るだろう。

 果たしてどの程度のスライダーか。

 大介はまず、スライダー以外のボールを待ってみる。


 初球からスライダーを投げてきた。

 確かに大きく変化したが、それほど難しい球とは思えない。

 狙ったところに投げる、コマンドが問題なのだ。

 このスライダーは怖くはない。

 だがそれでも、確かにホームランを打つのは難しそうだ。


 ホームランを狙うなら、他の球種にも手を出してみる。

 アウトローのボール球と、分かりやすい釣り球がある。

 このピッチャーのスライダーは、確かに変化はなかなかのものだ。

 だが難しいコースを通ってくるわけではない。

 軌道を頭にいれたまま、他のボールを待つ。

 

 ボール球が続き、バッター有利のカウント。

 そこに投げ込まれたのは、スライダーであった。

 スイングを始めてから、誤差を修正する。

 打ったボールはライト方向、フェンス直撃のツーベースヒットとなった。

 ノーアウト二塁という、ここから点が入らなければ、FMの采配が無能とすら思われる状況。

 実際にここから、メトロズは追加点を取ったのであった。




 六回を二失点で終わらせて、ジュニアはマウンドを降りる。

 5-2と三点差でメトロズはリードしているが、まだ完全に試合が決まったわけではない。

 七回の大介の四打席目は、フライを打って大きなレフトフライでアウト。

 ようやくマトモにアウトが一つ取れたのであった。


 トローリーズは残りの攻撃は二イニング。

 三イニングではない。実質二イニングなのだ。

 九回には上杉が出てくる。

 そこで点が取れるとは、考えない方がいいだろう。


 三点差からリリーフをするのは、心理的にはそこそこ楽である。

 ただトローリーズも、必死で追いつこうという攻撃をしてくる。

 だが打順などの問題も考えれば、そう都合よく攻撃の作戦も組み立てられない。

 まず七回は、無失点で済んだ。

 八回の表、メトロズも追加点はなし。

 八回の裏にはトローリーズもランナーを出して、進塁打のうちに一点を返す。

 しかしその後続が続かなかった。

 

 九回の表、ツーアウトから大介に打順が回ってくる。

 しかしツーアウトからでは、大介を歩かせたとしても、あまりピンチにはならない。

 そんなわけでこの試合、二度目の敬遠。

 五打席で四打席を出塁。

 相変わらずおかしな出塁率だが、ポストシーズンにもなるとやはり、一発の価値も高くなってくるのだ。


 トローリーズは本来、反撃のためにはなんとしても、大介を封じる必要があった。

 最強打者を封じてこそ、最後の攻撃にも勢いがつくはずであったからだ。

 だが勢いをつけたところで、上杉から三点は取れない。

 ならば大介が気持ちよく打ってしまわないように、次の試合に向けて少しでも窮屈な思いをしてもらいたい。

 八回が終わったところで、この試合は終わっていたのだ。

 そしてその判断は間違いではなかった。




 5-3にてメトロズは勝利。

 これでこのカード、勝ち星が先行した。

 上杉はポストシーズン、六試合で三セーブ。

 完全にセーブキングとなっている。


 八回から回またぎで投げられるクローザー。

 それが無失点であることが、どれだけ相手の打線にとってはプレッシャーか。

 メトロズ打線を抑える。

 今日の三点までに抑えていれば、上杉の出番は回ってこなかったかもしれない。

 もっとも大介は上杉なら、ロングリリーフもこなしてしまうと分かっているが。


 東海岸の動向も伝わってくる。

 ラッキースタジアムにおいてアナハイムは、これでもう三連勝。

 あと一度向こうで勝てば、ワールドシリーズ進出が確定する。

 メトロズも三試合目を勝ったことで、この後の展開がかなり楽になった。

 大介としては、目の前のトローリーズに集中すべきだとは分かっている。

 だがどうしても、アナハイムの動向に意識が向いてしまうのだ。


 トローリーズのホームで三連勝すれば、メトロズもワールドシリーズ進出は決まる。

 だがそれは難しいだろうと、おおよその解説者なども述べている。

 可能であっても二勝一敗。

 メトロズはニューヨークに戻って、最後の四勝目を狙うのが現実的だ。

 ただ第四戦にはオットーが投げて、第五戦にはスタントンが投げる。

 メトロズはこのポストシーズン、先発は四人で回すことを決定している。


 レギュラーシーズンでは他には主に、ゲーリックとマクレガーで回していた。

 だがマクレガーは10勝10敗、ゲーリックは大きく負け越しと、あくまでも試合を回すために必要であった先発だ。

 むしろマクレガーの10勝10敗は、20試合もイニングを食ってくれたということで、充分な貢献と言える。

 36歳のマクレガーは単年契約だが、おそらく来年も契約は結んでもらえるだろう。

 よほど強力な、先発陣の補強がない限りは。

 補強があってもそれほど高い年俸ではないので、今のメトロズには必要なのだが。





 そして翌日、リーグチャンピオンシップ第四戦。

 この試合は分かりやすい乱打戦になった。

 そんな中でも大介だけは、かなり勝負を避けられる。

 前にランナーがいれば、ほぼ確実に申告敬遠。

 これが一番、メトロズの得点の期待値を低くする方法であると、トローリーズは認識しているらしい。

 ただしそんなことをしていれば、せっかくのホームでありながもファンは白けてしまう。

 それでもトローリーズは、勝利の方を優先する。


 今日の先発のオットーは、メトロズの四本の先発の柱の一人。

 一ヶ月ほど離脱はしていたが、それでも19勝4敗という数字を残していた。

 これだけ圧倒的な数字も関わらず、サイ・ヤング賞の候補にもならない。

 単に勝敗だけなら、ウィッツの方がよほどいい数字を残している。


 もしも今年メトロズから、サイ・ヤング賞の候補が出るとしたら。

 冷静に考えてそれは、ウィッツかジュニアの二人であろう。

 だが事前のセイバー・メトリクスで使う指標によれば、この二人のナ・リーグでの数字はせいぜい10位以内。

 もっと高いピッチャーは、色々といるのだ。


 たとえば今対決しているトローリーズでは、フィッシャーの他に本多も、二人よりも上の数字を残している。

 MLBの投手評価というのは、今はもう単純な勝敗だけではつかないものになっているのだ。

 今年はポストシーズンでは対決しなかったが、セントルイスのスレイダーなども、かなりの高順位となるだろうと予想されている。

 だからこそメトロズは、殴り合いを制しなければいけない。


 トローリーズは第五戦には、また本多を持ってくるだろう。

 ポストシーズンにおけるピッチャーの酷使は、これこそMLBと言えるものだ。

 全てのピッチャーは、ポストシーズンで投げてこそ。

 ただしサイ・ヤング賞の評価ではそれは除く。


 そんな殴り合いであったからこそ、メトロズはこれに勝利した。

 レギュラーシーズンでは六月からローテに入れていたレナードを、今日はリリーフとして起用。

 結局そこで奪ったリードが、最後まで残った。

 9-8のハイスコアゲームで、メトロズは勝利。

 最後には上杉が、またも回またぎをして、一点差を守りきった。


 これでメトロズは初戦を失ったものの、そこから三連勝。

 やはり殴りあいになれば、メトロズは強いのだ。

 そしてこれもまた、明らかになっている。

 上杉は回またぎでも投げられて、そしてまともにヒットも打たれないと。

 大介はこの試合、四打数二安打の二打点で一ホームラン。

 なお打席数は六打席もあったため、四度も出塁したことになる。


 三勝一敗と、一戦目を落としたメトロズが、先にリーチをかけた。

 ただメトロズの首脳陣は、楽観しているわけではない。

 オットーが投げて、リリーフ陣もそれなりに投げて、八点も取られている。

 そしてトローリーズは第五戦、第一戦で勝利した本多を持ってくるのだ。


 メトロズの第五戦、先発はスタントンである。

 第一戦には先発し、悪いピッチングではなかったが、味方が不甲斐なくて敗戦投手になった。

 またも本多と投げあい、果たしてどういう結果になるのか。

 そしてここで上杉に投げさせるとしたら、三連投ということになる。

 一イニングならまだしも、回またぎをさせた上での三連投だ。

 メトロズ首脳陣としては、第五戦は落としても仕方ないかな、と考えている。

 先に三勝したため、ニューヨークに戻ることが出来る。

 そこではやはり、またトローリーズはフィッシャーを使ってくるだろう。

 ただしトローリーズの有利もそこまでだ。

 残りの試合で確実に、メトロズは勝てる。

 最悪と言うか、契約にないため確認しなければいけないが、上杉に先発で投げてもらうという方法がある。

 さすがにそれが難しいとしたら、またロングリリーフを期待することになるが。


 既にワールドシリーズの、対戦相手は決まっている。

 メトロズはそれに対して、勢いをつけてぶつかっていきたい。

 長かったシーズンも、いよいよ最終段階。

 ワールドシリーズが、たった二つのチームを待っている。

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