第172話 お姉さんと楽しむ!? その2
「もう。三國君~!//////」
「何時の間にか、お口まで上手に成っちゃって!//////」
頬を染めながら、嬉しそうな表情で言う真優美さん!!
その笑顔を見て居ると、不思議と胸が熱く成っていくのを俺は感じた!!
「……この前、初めて見た時は、純粋無垢な学生さんだったのに、今日見る三國君は何て言うか、少し成長した感じがするわ!」
「!//////」
目を細めながら、優しい表情で言う真優美さん!
そんな嬉しいこと言われてしまうと、冗談抜きで好き成ってしまうよ!!//////
俺は豆菓子を食べながら、真優美さんのことを考えてしまう。
(今まで俺の身近な女性は、年下の虹心や小鞠ちゃん。同級生の女子が中心で有ったが、お姉さんを求めるのも悪く無いよな!//////)
(真優美さんが、大人の経験済みかは不明だけど、俺の初めての相手が真優美さんでも、俺は喜んで抱き付きに行くだろう!!)
「……三國君てっさ、本当に私へ興味が有るんだね?///」
「!」
『ゲフッ、―――』
真優美さんが和やかな表情で突然言い出すから、俺は食べていた豆菓子が喉に引っ掛かり思わずむせてしまう!!
「あら! 大当たり!?」
「半分、冗談のつもりで言ったのに!?」
「三國君のストライクゾーンは、本当に広いんだね♪」
「これは、彩織ちゃんも嫉妬する訳だ!!♪」
笑顔で言う真優美さん!
普通は、俺がむせているのを心配しない?
俺はアイスコーヒーを飲んで喉を潤す。
「まっ、真優美さん…//////」
「いきなり、驚かせることを言わないでくださいよ!(汗)」
俺は少し困った表情で言う。
真優美さんは冗談で言っているのだけど、俺は真優美さんをかなり意識し始めている。
小鞠ちゃんも失いかけている中、真優美さんは“回天”に匹敵する存在だ!!
「私のタイプが年下男性なら、三國君を恋人候補して上げても良いけど、私は残念ながら“おじさま”タイプを求めているからね♪」
(おじさまタイプって、真優美さん……)
(まだ、真優美さんはどう見ても、20代前半の女性でしょ!)
(それとも、20代前半には見えるけど、実は30代後半とか!?)
俺は真優美さんを見ながら、心の中でそう思っていると、真優美さんは『ジト目』表情に成って俺を見つめ始める!!
真優美さんはその表情で話し始める。
「……三國君の言いたい気持ちも分かるけど、私はそのタイプを求めているだけで有って、同年代の意味とかでは無いからね!///(怒)」
「あっ、はい!(汗)」
「そんな風に思っていないから大丈夫ですよ。真優美さん!///」←大嘘
(少し、怒った顔もまた可愛いよな!)
(虹心とは大違い!??)
(
「……大分、元気が戻って来たようだね!」
「来店時は申し訳なさそうな表情をしていたけど、今はかなり表情に笑みが戻って来ているよ。三國君!!」
俺は困った笑顔で言う中、真優美さんは慈愛を含めた表情で言ってくれる!
同じ言葉を虹心に言われても、何も感じ無いと思うけど、真優美さんに言われると、凄く心が温かく成っていくのを感じた……
「真優美さん……///」
俺は思わず呟いてしまう……
俺が年上の女性に、目覚めた瞬間で有った!?
「あらら……凄く好意的な目線で、私は三國君に見られているわ!///」
「ちょっと、遊び過ぎちゃったね!//////」
困った笑顔で言う真優美さん。
俺も叶わぬ恋だと感じているが、それでも真優美さんに引かれてしまう。
真優美さんは、穏やかな表情で話し始める。
「まぁ……私を求めてくれるのは嬉しいけど、そうだとしたら、もっとハードボイルドの男性に成ってから、私を射止めに来てね♪」
「三國君は私に甘えたがっているのが凄く分かるけど、私は甘えさせるより、甘える方が好きだから!!」
「……もっと、三國君とお話しを楽しみたいけど、そろそろ15時が近付いて来たから、今日はこの辺りで終わりにしても良いかな?」
俺は真優美さんの言葉で、店内に有る壁時計を思わず見る。
壁時計の時刻は、14時55分を過ぎていた。
俺の中では、まだ30分が過ぎたぐらいと思っていたが、現実の時間はかなり進んでいた。
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