第16話 旅は遠く思いは果てしなく 大地



果てしなく広がる大地

二輪のエンジン音を聞きながら

今まで背負って来たつまらない過去を

風の中で吹き飛ばし

ただ走り続けたい


人が生きるということは

二輪と同じ様に

走り続けなければ転んでしまうと

青空が笑いながら声を掛けてくる


此の広い大地を

水平線が見えるまで

地平線がなくなる山脈の麓まで

道が無くなるまで

そこからは歩いてみよう


浜に咲く花が

野に舞う蝶が

私を別世界へ誘うであろう


旅への思いは遠く果てしなく

まだ見ぬ世界へと

まだ見ぬ人へと


巡り合う全てのものに

思いを馳せる

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