第19話何!ざまぁはお前だカス乙だとお!!

 最近、ネット小説投稿サイトにラノベを投稿するのがマイブームとなっている海原雄山(うなばらゆうざん)先生。


「ふふ…。このサイトはちゃんと『先生』とつけてくれておるからな。その気になるのも分かる気がするものである。ん?私の作品に感想が書かれたみたいだな。どれどれ。庶民の感想に応えてやるのも『先生』としての義務だからな」


投稿者:ざまぁはお前だカス乙


レビュー:ざまぁはお前だカス乙


内容:ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙ざまぁはお前だカス乙


良い点:ざまぁはお前だカス乙


気になる点:ざまぁはお前だカス乙


一言:ざまぁはお前だカス乙


「中川よ。こいつは小学生以下の馬鹿なのか?」


「先生ぇ…。これは…(うわー、あらしだよー。アンチだよー)」


「ふむ。私にはこれは謎解き、挑戦状に思える。この海原雄山(うなばらゆうざん)を試すような生意気なことをするとは!まあいい。料理の三加減を知っておるか。中川。貴様も『侮辱倶楽部』の会員としてだな」


「はい。先生ぇ。火加減、味加減、盛り加減です」


「基本だ。ではまず『ざまあ』とは。これは『さん』ではなく『様(さま)』を指しておるのだろう。私もたまに『先生』ではなく『うなばら様ぁ!』と呼ばれることもある。たまに活舌が濁って『うなばらざまぁ!』と聞こえることもあるからな。それだろう。そして『お前だ』の部分。『先生』ではなく『様』は『前だ!』と言いたいのだろう。そんな後ろではなくランキングの前に行けとのメッセージであろう。ただ『前』を丁寧に言おうとして『お』をつけて『様はお前だ』と書いたのであろう。そして『カス乙』の部分。これは簡単だ。ス士郎には分からんだろうがな。中川。『せいんとせいや』を知っておるか」


「はい。存じております」


「この『乙』はそれを指しておる。乙女座のせいんとを知っておるか。ふん、河豚の白子を鱈の白子で代用する時点で本質が見えておらぬのだ」


「しゃかですね」


「ふふ。中川。貴様らしくない。『侮辱倶楽部』を退会するか。私が言っておるのは『Ω』版の方だ。『ふどう』である。『しゃか』ではなく。つまりこれは『不動の人気』を意味しておる。つまりこの文章は『様は前だ!不動の人気作!』の解釈であろう」


「先生ぇ…。それでは『カス』は何でしょう」


「中川よ。そこまで私に言わせるか。陶人(とうひと)先生が聞いたら、まあいいだろう。ここで本家『せいんとせいや』である。『カス乙』と『かしおす』をかけておるのだ。全然上手くないがな」


「なるほど…(先生ぇは素晴らしい…)」


「ただこの者は私を応援するのはいいが途中でコピー機能を使って楽をしておる。それはいいがヘリコプターを使えばもっと早い」

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