第17話 【過去編】ルートの記憶喪失(GM:はるかず)
GM : 前回のセッションで、サラサさんの遺品整理依頼を終えました。リゼロとルートの二人は3日目の朝に冒険者ギルトへ帰って来ています。
GM : シーンは冒険者ギルトの受付前から始まります。二人は、受付嬢に依頼達成を報告してあげてください。
ルート : 「荷物整理の依頼を終えた。サインも貰ってある」依頼達成の同意書を渡します。
ギルド受付 : 「お疲れ様です。依頼達成ですね? こちらが報酬の600ガメルです」
ルート : 「ありがとう」マントの中から手を出して報酬を受け取る。
ギルド受付 : ルートのマントを見て「あれ? ルートさんって、青いマントされてるんですね。実は……」ごそごそとテーブルから手紙を出す。
ギルド受付 : 「お手紙を預かっているんですよ。青いマントの男性が来たら渡すようにって」
ルート : 「俺の青マントを知ってる奴からの手紙、か」 思案気味に両眼を閉じ……
ルート : 「まさか……レッドが俺に?」 ハッとなって目を開けます。
GM : 真っ赤な灼熱の赤で染められた封筒を、受付嬢はルートに渡します
ルート : 封筒まで赤い! 手紙をうけとります。
ルート : 「この感じ、開ける前から俺宛で間違いない気がする」
リゼロ : 「そこまで感じるのね」
GM : 手紙を開けて見ますか?
ルート : 開けて見ます。
『ルート、別れてからずっとお前を探している。
この手紙が届くことを祈って、各地の冒険者ギルドに手紙を置いておくことにした。
この手紙はチィがわざわざ山の向こうまで飛んで届けてくれていることだろう。
あいつは相変わらず労働にはプリプリ怒っちゃいるが。信頼出来るからいいヤツだ。
15才の成人式の日に一緒に旅に出て、死に別れるように離別してからだいぶ経つ。
お前が心配だ。
俺のことを心配してないかとか、ちゃんと食ってるだろうかとか。
お前が生きてるのを信じてこの手紙を送る。
もしかしたら何かの役に立つかもしれない。
そしてお前宛のこの手紙に俺の旅の記録も残していこう。
俺の目的は変わらず、あの苦しむ少女を助けてやることだ。
俺は何個かの叡智の炎に触れて、少女を助ける方法を知った。
あいつはあの少女は可能性の神として誕生するはずだった。
しかし、神の権能をもつほどの傷穴を塞ぐためには、貫いたものと同じ状況……カルディアと同等のマナで塞ぐ必要がある。
そのために、少女の傷穴をうめるだけの多量の叡智の炎が必要だ。
俺はこれから魔道国にいる火竜が保有している叡智の炎を奪いに行く。
魔導国自体は表上パニックにはならないと思うが…。
正直、どうなるかわかんねぇ。
祈っててくれ。
この手紙が、届くのを信じて。
紅蓮の魂を持つ男より 蒼炎のルートへ
追伸
叡智の炎でも検索というのが出来ない情報がある。まるで世界の一部分がチグハグになってるみたいだ。
何かのヒントになるのか?
分からねぇ!』
ルート : 「……!」手紙を見て目をわずかに見開き「レッドはやっぱり、叡智の炎を追ってたんだ!」 手紙を広げて大きな声で言います。
リゼロ : 「本当? 軌跡が残ってたのはそのせいね!」一回手を叩いて喜びます。
ルート : 「ああ、もしかしたら追いつけるかも……!」リゼロを振り向いて、レッドの話をするいつものように高揚するルート
リゼロ : 「ホント?! やったわ! 手紙に何かヒントになるものがあるかも…」
ルート : 「ああ……ヒントか!」じっくり手紙に目を通して「今もチィと一緒に居る……良かった。レッドが手紙なんて……早く追いつかないと」
ルート : 乗り出すように受付さんに近づいて「受付さん、この手紙が届けられたのはいつ頃ですか!?」
ギルド受付 : 受付さんは口元に指をあてて、思い出そうとしています「火竜が倒された噂がでたのが……」
ギルド受付 : 受付嬢の話によると、あなた達がグスタフさんから出立したときに火竜が倒された噂が広まった事になっています。
ルート : なるほど。実際には数ヶ月前か……
リゼロ : 「うーん、だいぶ前ね……」 リゼロは頭の中で距離を考えます。
ルート : 「この手紙のすぐ後に、魔導研究王国を経て港へと向かったんだな……レッドは手掛かりを見つけて、ウルシラ地方中を旅していたんだ」
GM :ルート、手紙を見たあなたはあることに気づきます。精神抵抗をどうぞ、目標値20です。
ルート : 2d6+7 精神抵抗 (2D6+7) > 7[2,5]+7 > 14
GM : あなたはレッドと旅に出て、リゼロに会うまでのの記憶がすっぽり抜けていることに気が付きます。
ルート : !?
GM : 未来のあなたと、過去のあなたを繋ぐ記憶の連続性が不透明です。
ルート : 「俺はレッドと一緒に旅にでていた……? 死に別れるように離別……? 何のことだ?」
GM : 記憶の連続性がないことから、自身がルートである自信に揺らぎができます。ここで提案なんですが、自身がルートである象徴的な物品である青いマントを羽織れなくなります。
ルート : ええ!?
GM : もう一度、青いマントを羽織れなくなります。
ルート : むしろ今まで羽織れなかったのって()
ルート : うわー、了解しました。
GM : はい、そしてですね記憶を探って行くうちに、成人式の記憶を思い出します。
GM : それと同時に目の前が真っ暗となり、あなたは昏倒するでしょう。
GM : 記憶の中の成人式の話へと飛びます。
ルート : どうなってるんだ俺の記憶……!
GM : ここから、リゼロの代わりに16歳のレッドが同伴します。
レッド : よろしくな!
ルート : うおー!レッドだー!
レッド : シナリオ中に会えるのを楽しみにしてるぜ。
GM : また、この頃のルートは15歳になろうとしている時期です。
GM : では始めて行きましょう。
GM :ルートは成人式を控えた時期、家でまき割りの手伝いをした後の休憩中から目が覚めます。
ルート : 「ん、んんー。……う、寝てた、か」
ルート : 斧の柄に器用に頬杖ついてウトウトぼんやりしてました。
選択の魔剣 : 「目が覚めたか」
ルート : 「んん?ん……選択の魔剣か。……ん?」
選択の魔剣 : 「記憶に介在させてもらった」
ルート : 「記憶に? そうか、ここは俺の……家か」
ルート : 「(もうずっと帰ってないな……)」
選択の魔剣 : 「私の姿は他の者達には見えてない。お前の記憶、見届けさせてもらうぞ」
父親の声:「ルート! 仕事の方はおわったか?」
ルート : 「(父さんの声だ)うん。終わったよ、父さん」
父親「そうか、休むついでに昼飯にしよう。家に戻ってこい」
GM : 家の扉が開きますね。
ルート : 黙って父の呼ぶ方へ向かいます。
GM : 父親は黙って石机のテーブルの前に腰かけます。テーブルにはパンと簡単なシチューが置いてありますね。
父親 : 「お前の分だ」 机の上にある食事を勧めます。
ルート : 「うん、ありがとう。父さんはもう食べたの?」 腰かけて父親を見ます。
父親 : 「ああ、お前がうとうとしてるうちに食べたよ」
ルート : もぐもぐとパンに齧りついています。
GM : 父親は柱の背を測る傷跡を見て「お前も背が伸びたな」
ルート : 「そっか、そうだね?」 不思議そうに父親を見つめて
GM : 「この村は小さいが、伝統にのっとって成人式がお行われている」
GM : 「その時、案内人をつけるのだが……誰か希望があるか?」
ルート : 「レッドがいい!」
GM : 「レッドか。村の自警団に入ってゴブリン退治から帰ってきてるかもしれん」
GM : 「頼みに行ってみなさい」
ルート : 「うん、すぐ行ってくるよ。ごちそうさま」
GM : 過去回想ですが、成人式の案内人にレッドを選び、挑戦しています。
GM : レッドにいろいろ聞いてみましょう。
GM : 「ああ、行ってらっしゃい」
ルート : 「(この時の俺は、ようやくレッドと冒険に出られると思って、その期待でいっぱいだった)」
GM : ここは妖精国、人間たちの住む村です。
GM : あなたは、レッドが帰って来る自警団を迎えに村を通り抜けようとします。
村人 : すると村人の一人が声をかけてきます。「ルート君、こんにちわ。そろそろ、成人式だね。案内人は決まった?」
ルート : 「はい。レッドが帰って来てるって聞いて」
村人 : 「そうかー! レッドなら丁度入口に来ている頃だと思うよ!」
ルート : 「ありがとう!」
GM : 村の入り口で自警団が帰ってくる列が見えます。
レッド : その自警団の中の大人の男性陣の中に一人若い男が居ます。レッドです。
ルート : ぴょんぴょんとジャンプして手を振る
妖精チイ : 「ち~~ちちち、ルート。レッドにようだっち?残念だけど、レッドはお疲れだっちぃ~~」 ルートに嫉妬して邪魔するように目の前にチィが現れます。
ルート : 「チィ、おかえり。みんな無事で良かったよ」 にこっと素直に笑いかけます。
妖精チイ : 「ちぃいい~~~~!」 意図が伝わらなくてじたばたしています。
レッド : 「チィ。ルートをからかってやるな」 チィを摘まんで自身の肩に乗せます。
レッド :ルートの方を見て「ただいまだ。ルート!」 ニカッと笑いかけました。
ルート : 「おかえり!レッド!」
レッド : 自身を親指で指さして「今日もゴブリンを一発で仕留めて来たぜ」自信あり気に胸を張ります。
ルート : 「ゴブリンと闘ったの!? 見たかったなー」
自警団の大人 : 「お前の成人式を守るって、コイツ意気込んで切ってたんだぜ」
ルート : 「そうそう成人式! それのことなんだけどね」
レッド : 「ああ! 俺からも話があったとこだ。その話なら、これから休憩に酒場に行くんだ。 ルートも来ないか?」
ルート : 「酒場……!」行かない場所に目を輝かせて「わかった、一緒に行くよ」
自警団の大人たち : 「打ち上げだ―!!」
GM : ということで、ルートはレッドと共に酒場に向かいます。
GM : ルートは成人式前なので酒場に来ることはまれでしょう。大人の雰囲気がするこの場所で、大人たちは女将にそれぞれお酒を頼んでいます。
GM : レッドと横に並んでルートは座ってますね。
女将 : 「レッドとルートはなにがいいかね?」
ルート : どんなのがあるかなと思いつつ。レッドと同じものを頼みそう
GM : 「成人前のあんたたちには果実の搾りが代替だね」
レッド : 「ミルク。チィにも頼む」
自警団のおっさん : 「おいおいレッド、いつもそれじゃねえか」
妖精チイ : 「うるさいっっち!レッドはミルクがいいんだっちぃ~~」
レッド : 「ルート、お前はどれにする?」
ルート : 「俺も、ミルクで」
レッド : 「女将さん、ミルク三つで」
GM : 「ここはミルク屋じゃないんだがね。あいよ、ミルク三つ~~~~!」
GM : ミルク三つと酒が並び、大人たちが仕事の愚痴を吐きながら談話しています。
GM : 成人を迎える貴方からすると、この酒とミルクの境界線の外が、これからの大人の情景に見えるかもしれません。
レッド : ミルクに口をつけてる
妖精チイ : 「人間ってなんで酒をのむとああなんだっちねえ?」
ルート : 「レッド、お疲れさま。話って何?」
レッド : 「お疲れさまだ。そうだな……ミルクいっぱい飲んだら、二人で外で話さないか」
ルート : 「外で? ……わかった」
「俺からも、頼みたいことがあるんだ」
レッド : 「女将さん。外の席、借りるぜ」
GM : 女将「あいよお~」
GM : では外の席です
GM : 日が沈みかける中、外の席に座って夕暮れていく景色を見ます
レッド :レッドは夕焼けを眺めた後、ルートの方を見る
レッド : 「ルート」
レッド : 「成人式の案内役の事なんだが……」
レッド : 「俺にやらせてくれ」
ルート : 「俺も、そのお願いをしようと思ってたんだ」
ルート : 「嬉しいけど……どうしたの?」
レッド : 「…………それがな」
レッド : レッドは少し迷ったそぶりを見せます
レッド : 「去年が俺の成人式だったんだが」
レッド : 「……失敗したんだ」
ルート : 「! 知らなかった……」
レッド : 「案内役の人が成人式をする祠で行方不明になってな」
レッド : 「1年に一回の取り決めだから、もう一回するのに時間が居るのもあって」
レッド : 「本来なら、成人後に兵役か傭兵業のための訓練を国でしないといけないんだが」
レッド : 「しかたなく、1年が過ぎるまで自警団に入れてもらって免除してもらっていた」
ルート : 「そうだったんだ……」
レッド : 「ま、小さいことだがミルクを頼んだのも……俺が成人できてないせいだ」
レッド : 「だが、俺はお前の案内人役をしたい」
レッド : 「途中までだったが、祠の最後の方まではいったんだ……案内は出来る」
レッド : 「だから、村長に許可を取ろうとおもっているんだ。同時に成人式と、案内人をするように」
レッド : 「お前は……どう思う?」
ルート : 「俺は……レッドが案内役なら、何も不安はないよ。村長、なんていうかな」
レッド : 「そうだな、なんとかなる……」
女将 : 「はい、追加のミルクだよ!」
レッド : 「ありがとう女将さん。ルート、乾杯でもすっか」
ルート : 「乾杯?」
レッド : 「俺とお前の成人式の達成を願って」
レッド : 「杯と杯を合わせるんだ」
ルート : 「うん。わかった」
レッド : 「じゃあ、成人式が上手くいくように……」
レッド : 「乾杯」とルートの杯にチンと当てる
ルート : 「乾杯!」同じようにしてみる
GM : 二人のまだ成人前のミルクでの乾杯の音。はたして、成人式は無事に行われるのでしょうか?
GM : 成人式の朝になり、貴方たちは村長に呼び出されます。そして、成人式が執り行われる祠の前に来ます。正午を少し過ぎたころ、村長から開始の挨拶がされます。。
村長 : 「えー、本日はお日柄も良く……」
レッド : 「村長、そういう面倒なことはいいから、先に勧めてくれ……!」
妖精チイ : 「ちぃ~!そうだっち!おそいっち!」
村長 : 「仕方ないのぅ……では、これより、ルートとレッドの成人式を執り行う」
幼きルート : 「……うおおおおお!成人式だ!」
村長 : 「この成人式で、大体の者が未来を決めることとなる。ルートは案内人であるレッドのいう事を聞き、祠に入るように」
村長 : 「あとレッド……あいつの事は、あまり気にせんようにな」
レッド : 「そういう話はルートには不要だ。よし、ルート! 俺たち二人で祠を行くぞ!」
妖精チイ : 「いってくるっち!」
幼きルート : 「うん! 絶対成功させる!」
村長 : 「あ、チィはここで待つように」
妖精チイ : 「ちぃ~~~~!!」
レッド : 「ははは、残念だったな。後でルートとお土産話を持ってくるぜ」
レッド : 「よし、行くか?」>ルート
幼きルート : 「うん、大丈夫だよ。行こう」
レッド : 「よし、出発!」
GM :ルートとレッドは祠の中に行くのでした……
地図:https://kakuyomu.jp/users/harukazu/news/16818093073222988750
GM : 祠の中は真っ暗でした。
レッド : 「ルート、近くにランタンがあるはずだ。取ってくれないか?」
レッド : 探索判定7でどうぞ。
幼きルート : 「わかった」ランタンを探してみよう
幼きルート : 2d6+3 探索判定 スカウト (2D6+3) > 7[6,1]+3 > 10
レッド : ランタンが傍に置いてあるのを見つけます。
レッド : 「よし、それに火をつけて……火をつけたことはあるよな?」
幼きルート : 「やってみる」
レッド : 冒険者+器用度で6で振ってみましょうか
幼きルート : 2d6+3 冒険者+器用度 (2D6+3) > 6[3,3]+3 > 9
レッド : 火がついて周りが照らされます。
レッド : 「ここから真っすぐ、ずっと一直線だ」
レッド : 「最後の方が飛び越えないといけない崖があるが、俺たちくらいだったら助走すれば行けるはずだ」
幼きルート : 「そうなんだ。やっぱりレッドが居ると心強いよ」
レッド : 「まあ、俺は一回来てるからな」
レッド : 「よし、進むぞ」
幼きルート : 「うん」
レッド : 二人で進みながら会話をします
レッド : 「ルートは、将来どうするか決めたか?」
幼きルート : 「父さんみたいに、この国の傭兵になるのかなって思ってたけど」
幼きルート : 「早くレッドと並んで戦いたい!」
レッド : 「傭兵になると、国境を行き来できる権利がもらえるらしい。蛮族に対抗するために、滞在した国では兵員として参加しないといけなくなるが……」
レッド : 「ま、旅に出るなら傭兵だな! 兵士を志願すると、国に居ないといけなくなるぜ」
レッド : 「俺もお前と一緒に早く戦いたいな……傭兵にしろ、兵士にしろ」
幼きルート : 「じゃあ、やっぱり傭兵になるのが一番だね」
レッド : 「一緒に傭兵になって旅でもするか」
レッド : 「チィはなんていうか……あいつだけがちょっと困りものだな」
レッド :レッドは少し悩んでいる様子です
レッド : 「なあ、覚えているか? あの少女の事」
幼きルート : 「うん……忘れたこと、ないよ」
レッド : 「今のところ、どうしたらいいのか……俺にはわからねえ。助けるといった手前、手段を考えないといけないが」
レッド : 「全く方法が分からない……ん、中盤まで来たな」
GM :ルートはランタンを持ってますね?
幼きルート : ん!(かざしている
GM : 前進していると思うのですが、中腹でブーツが片方だけ落ちているのが分かります
幼きルート : 「レッド、何か落ちてる。ブーツみたいだ」
レッド : 「これは……先輩の」
GM : そう、レッドが言いかけた時です
GM : 道の端は両端とも崖になっているのですが、下から上へと何者かが這い上がってくるのが分かります
GM : 知識判定をどうぞ
GM : 8/12
幼きルート : 2d6+1+2 魔物知識 (2D6+1+2) > 6[2,4]+1+2 > 9
GM : レヴナント、アンデッドです。
レッド : 「あれは……まさか、先輩……??」
GM : そのアンデッドは靴が片方ありません
幼きルート : 「……! でもあれはレブナントだよ!レッド!!」
レッド : 「な、なに?! そんな、先輩が……!」
幼きルート : 「あのレブナントは剣を持ってる! このままじゃ……」
レッド : 「奥に逃げるぞ!!!!」
幼きルート : 「わかった!!!!」
GM : 現在地はレヴナントから5、離れた位置にいます。
レヴナントは1ターンで6進みます
2d6+敏捷B+冒険者Bで振り、25に到達したらクリア
アンデッドに追いつかれたらアウト
GM : では逃げましょう。
幼きルート : はい、逃げます
幼きルート : 勝てるかこんなの!
レッド : では1ラウンド目
レッド : 2d6+4 冒険者敏捷 (2D6+4) > 9[6,3]+4 > 13
レッド :レッドは猛スピードでレヴナントから逃げています
幼きルート : うおおおおお
幼きルート : 2d6+3+1 冒険者+敏捷 (2D6+3+1) > 11[6,5]+3+1 > 15
レッド:18の位置
ルート:20の位置
レッド : 「先に端に到達したら、ジャンプして部屋に入れ!!」
レッド : 25に到達したら、10の達成値の跳躍判定を振って下さい
レッド : では2ラウンド目。
敵:12の位置
レッド : 2d6+4 冒険者敏捷 (2D6+4) > 11[6,5]+4 > 15
レッド : ついでに跳躍判定も
レッド : 2d6+4 冒険者敏捷 (2D6+4) > 5[3,2]+4 > 9
レッド : 運命変転!!
レッド : 5,4で9。13で成功です。
レッド : 「うぉおおおおおおおおおおおお!!!!」
レッド : 必死にしがみ付きました
幼きルート : 2d6+3+1 冒険者+敏捷 (2D6+3+1) > 10[4,6]+3+1 > 14
レッド : 跳躍判定どうぞ
幼きルート : このまま跳躍判定!
幼きルート : 2d6+3+1 冒険者+敏捷 (2D6+3+1) > 4[3,1]+3+1 > 8
幼きルート : 運命変転!!!!!
幼きルート : 4.6で10の14!
レッド : 二人して崖にしがみつきました
レッド : 「登れ! 部屋に、入るぞ!!」
幼きルート : 「う、うん……!」
GM : 部屋に入り、レッドが扉を閉めます……
GM : 敵は間近に迫っていますが、しばらく大丈夫でしょう
レッド : 「はぁ……はぁ……」
幼きルート : 「はぁっ、はぁっ、……なんとか巻けたかな」
GM : 部屋の中には祭壇があり、祭火がともっています。火の上には人の形をした藁が吊るしてあります。
魔剣:ランタン : 「いや、あれはまだこちらに来れる」
魔剣:ランタン : 「なぜなら、私のダンジョンだから。わかるのだ」
GM : と、突如ルートのランタンがしゃべりだします
幼きルート : 「うわっ!? ランタンが喋ってる??」
レッド : 「なんで喋って……その前に、本当か? こっちに来るのか?」
魔剣:ランタン : 「わかるとも、崖を張ってこちらにきていることが」
魔剣:ランタン : 「ところで、だが。試験を乗り越え、よくぞこの最奥までたどり着いた」
魔剣:ランタン : 「私に祭壇の火を灯してほしい」
レッド : 「試験って場合じゃねえだろ……!」
幼きルート : 「どうしよう、レッド」
レッド : 「……そうだな。外に知らせる方法があれば。もしくは、崖を上に来ているところを突き落とせれば」
幼きルート : 「崖を這ってきているなら、ランタンの油を使って落とせないかな」
魔剣:ランタン : 「やめてくれ!! 方法はある!! 方法あるから!!」
幼きルート : (投げつけようと思っていたやつ)
レッド : (同じく)
魔剣:ランタン : 「お前たちにこの成人式の意味と、方法を教えよう!!」
魔剣:ランタン : 「お前たちはそこにある炎で藁を燃やすことによって、未来の知恵を貰うことが出来る」
魔剣:ランタン : 「一時的に未来の知恵によって強くなることが出来るだろう」
魔剣:ランタン : 「どうだ? 落とす気が失せたか?」
レッド : 「落とすか……」
幼きルート : 「落とすんだね、わかった」
レッド : 「すまん、本当に強くなれるのか不明だが……未来を見るのは一瞬なんだな?」
レッド : 「見た後で落とすでいいだろ。それしかねえ」
魔剣:ランタン : 「一瞬だけだ。よし! 火をつけるんだ。そして、火に手をかざしてみよ」
GM : 藁に火をつけて、手をかざしますか?
幼きルート : その通りにしてみる
選択の魔剣 : ここより北の島。
叡智の炎を保存する森あり。
そこに、最も大きな叡智の炎が存在する。
その叡智の炎は「人間を供物」に捧げることで、大きな炎を絶やさずに燃える。
人を供物にすれば、神を呼び出すほどの叡智を備えている。
3年ごとに儀式が行われ、人が犠牲にされている。
人を犠牲にするほどの叡智の炎、レッドはその犠牲になる
お前はその犠牲になったレッドの叡智の炎を貰い、継承する存在となるのだ
GM : 貴方はその未来視の知恵を授かった後、情景を見ます。
GM : そこでは、炎の下で泣いているチイと、傍に寄っているリゼロが居ます
妖精チイ : 「チィ……! レッドが……! レッドが……!」
妖精チイ : 「お話してくれなくなったっチィ……」
GM : 炎がレッドの姿を取り、チィに語り掛けます
レッド : 「チィ……何のために生まれて、どうして生きて来たか、お前にはわかってないだろ?」
レッド : 「お前には知る必要がある。それのために生きろ……」
レッド : 「生きて、生きて、突っ走って。分かったら、俺のところまで追いかけて来い!」
妖精チイ : 「そんなこといいんだっチィ……!レッドォ……!」
レッド :レッドの意識がそう言うと、ルートの方に目線をあわせます
レッド : 後は頼んだというように……彼の意識は炎の中に消えていきました
GM :リゼロが傍によって、桃の皮を剥いてチィを慰めようとしていますが……
GM : 貴方はその風景を見て意識が遠くなっていきます
GM : そしてレッドとの夢のところに戻ってきます
幼きルート : 「なん……だ、今の。レッド……?」不安になってレッドを見る。
レッド : 「はぁ……はぁっ!……」
レッド :レッドの顔は汗びっしょりです
レッド : 「ルート……知識は貰ったな?」
GM : 先ほどの知識が段々と薄れていくような感覚と同時に、今の自分であればあの時の未来の自分の強さを発揮できそうな気がします
レッド : 「この力が消える前に……倒すぞ!」
幼きルート : 「……うん!」
GM : ルヴナントが扉を開けて、突撃してきます
GM : 戦闘開始です。
GM : では、戦闘開始です!
GM : 戦闘準備
GM : 先制判定どうぞ
ルート : 2d6+7 先制 (2D6+7) > 8[4,4]+7 > 15
GM : 抜いてますね。先制どうぞ
ルート : じゃあ攻撃します、レブナントに炎の力のヘビアクで必殺攻撃!
ルート : 2d6+9 命中(ヘビーアックス) (2D6+9) > 8[3,5]+9 > 17
GM : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 9[3,6]+6 > 15
ルート : k25+9@11#1 必殺+ヘビアク ダメージ KeyNo.25c[11]a[+1]+9 > 2D:[3,2]=6 > 5+9 > 14
system : [ アンデッド ] HP : 62 → 53
ルート : 続けてスパイクシールド!
ルート : 2d6+7 命中 (スパイクシールド) (2D6+7) > 5[3,2]+7 > 12
GM : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 10[4,6]+6 > 16
レッド : マルアク宣言、ファイアボルト
レッド : 2d+6 発動判定 (2D6+6) > 7[5,2]+6 > 13
GM : 2d6+7 精神抵抗 (2D6+7) > 9[3,6]+7 > 16
レッド : 10@13+6 ダメージ
レッド : k10@13+6 ダメージ KeyNo.10+6 > 2D:[6,4]=10 > 5+6 > 11
system : [レッド ] MP : 29 → 26
system : [ アンデッド ] HP : 53 → 47
レッド : 続いて攻撃
レッド : 2d6+7+2 命中+補正値 (2D6+7+2) > 2[1,1]+7+2 > 11
system : [レッド ] 1ゾロ : 0 → 1
GM : レヴナントのターンです
アンデッド : 1d2 1ルート、2レッド (1D2) > 2
アンデッド : 2d6+10 命中 (2D6+10) > 6[1,5]+10 > 16
レッド : 2d6+7 回避 (2D6+7) > 9[6,3]+7 > 16
GM : 同値回避
GM : 2ラウンド目 全員、補正値+2です
ルート : 了解です
ルート : レブナントにヘビアク必殺攻撃!
ルート : 2d6+9+2 命中(ヘビーアックス) (2D6+9+2) > 6[1,5]+9+2 > 17
アンデッド : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 8[3,5]+6 > 14
ルート : k25+9@11#1 必殺+ヘビアク ダメージ KeyNo.25c[11]a[+1]+9 > 2D:[5,6 4,3]=12,8 > 10,7+9 > 1回転 > 26
ルート : よしっ
system : [ アンデッド ] HP : 47 → 26
レッド : 「このまま畳み込むぞ!」
レッド : 全力攻撃宣言
レッド : 2d6+7+2 命中+補正値 (2D6+7+2) > 5[3,2]+7+2 > 14
アンデッド : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 8[3,5]+6 > 14
GM : レヴナントのターン
アンデッド : 1d2 1ルート、2レッド (1D2) > 2
レッド : 2d6+7+2-2 回避 +補正値+全力攻撃マイナス (2D6+7+2-2) > 9[6,3]+7+2-2 > 16
アンデッド : 2d+10 命中 (2D6+10) > 7[1,6]+10 > 17
アンデッド : 2d+12 打撃 (2D6+12) > 4[3,1]+12 > 16
system : [レッド ] HP : 33 → 21
ルート : 「レッド!?」
GM : 3ラウンド目、 全体補正値+2
レッド : 「くっ、怯むな……! ルート行け!」
ルート : 両手持ちヘビアクに変えて必殺攻撃
ルート : 2d6+9+2 命中(ヘビーアックス) (2D6+9+2) > 8[2,6]+9+2 > 19
アンデッド : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 5[1,4]+6 > 11
ルート : 「うあああああ!」
ルート : k35+9@11#1 両手持ちヘビアク+必殺ダメージ KeyNo.35c[11]a[+1]+9 > 2D:[6,3]=10 > 10+9 > 19
system : [ アンデッド ] HP : 26 → 12
レッド : マルアク宣言 ファイアボルト
レッド : 2d6+6+2 発動判定 魔力+補正値 (2D6+6+2) > 6[2,4]+6+2 > 14
アンデッド : 2d6+7 精神抵抗 (2D6+7) > 7[2,5]+7 > 14
レッド : k10 KeyNo.10+6 > 2D:[3,2]=5 > 2+6 > 8
system : [ アンデッド ] HP : 12 → 8
レッド : そのまま攻撃
レッド : 2d6+7 命中 (2D6+7) > 7[1,6]+7 > 14
アンデッド : 2d6+6 回避 (2D6+6) > 8[4,4]+6 > 14
アンデッド : 同値回避
レッド : k28@10+9 ダメージ KeyNo.28c[10]+9 > 2D:[5,1]=6 > 6+9 > 15
system : [ アンデッド ] HP : 8 → -2
GM : 10点のダメージ
GM : 戦闘終了です
GM : レヴナントはそのまま崩れ去っていきます
GM :ルートとレッドを包んでいた炎は、一度女性の姿を取ると手を振って引いていきます……
幼きルート : 「力を貸してくれてた、のかな……」「レッド! 魔法すごかったね!」
レッド : 「あ、ああ……! 今のは……加護してくれてたのか」
レッド : 「お前も、あんなに強い斧を振るようになるんだな」
幼きルート : 「凄く手に馴染んでた……それよりも、盾を持つようになってたのが、自分でも不思議」
レッド : 「俺は剣をずっと持っていたことに安心したよ」
GM : 炎が引いていくと次第に、先ほどの強かった感覚が思い出せなくなります。あなた達は、気が付けば15,6歳の時点のダンジョンの最奥に戻るでしょう
レッド : 「戻ってきた……な」
幼きルート : 「戻ったら、さっきのレブナントのこと、伝えないとね」
GM : レヴナントが目の前で朽ちているのが分かります。
後ろでは藁が燃え盛っていた炎ごと消え、くすぶって焦げた匂いがするでしょう。
魔剣:ランタン : 「転がっていてすまないが、私をもっていかないか?」
幼きルート : 「あ、忘れてた」
魔剣:ランタン : 「な、なんという……」
レッド : 「すまねえ、それどころじゃなかったんでな」
魔剣:ランタン : 「元々、私はそこにある知恵を与える炎を保存するために作られた。だから、成人式にずっと使われていたのは、少し違うのだ」
魔剣:ランタン : 「お前たちの未来を見て、やっと叡智の炎が役に立つ時が来たと悟ってな……ついて、いきたい、んだが……」
魔剣:ランタン : 「……だめか?」
レッド : ルートの方を見る
幼きルート : 「ランタンはこう言ってるけど……どうする?」
レッド : 肩を少し竦めて「いいぜ」と一言
レッド : 「ルート、持っていってやってくれ。俺は探索には向いてないからな」
幼きルート : 「そっか、それなら。ランタンは俺が持っていくよ」
魔剣:ランタン : ランタンは飛び跳ねて喜んでます
幼きルート : 「ランタン、村長に一緒に説明してくれよ」
魔剣:ランタン : 「もちろんだとも!」
レッド : 「よし、帰還するか!」
魔剣:ランタン : 「では、ダンジョンをたたむぞ!……叡智の炎の旅へ!」
魔剣:ランタン : 「おっと、炎を忘れちゃいかんかった」
魔剣:ランタン : 炎をランタンの中に吸い込み、パカパカ開けています
GM : ランタンが炎を吸い込み、体をひとひねりくるんとまわると……
GM : 貴方たちはいつの間にか、ダンジョンの外に出ていました。
村長 : 「おお、帰ってきおった」
妖精チイ : 「ちぃ~~~~!!おかえりだっち!」ルートとレッドの周りを飛び跳ねる
レッド : 「ふぅ……ただいまだ。村長」
レッド : 「チィも待っていてくれたんだな」
幼きルート : 「ただいま。多分、うまくいったとおもう」
村長 : 「どうじゃ、簡単じゃったじゃろ。意外と成人の儀式なんてそんなもんじゃて」
幼きルート : 「ええっと……ところで、これ」
幼きルート : ランタンをすっとだしてみせる
村長 : 「なに!? 成人の儀式の祠のランタンを取り出してしまったじゃと!?」
魔剣:ランタン : 「よろしく」
村長 : 「おまえたち……」
村長 : 「来年からは別の成人の儀式を考えねばのぉ……」
レッド : 「まあ、一回帰ってワケを聞いてくれよ」
レッド : 「ルートも、俺も、結構な目にあったんだぜ?」
妖精チイ : 「そういえば、怪我してるっち! どうしたっちぃ?」
幼きルート : 「中で、レブナントに出くわしたんだ」
幼きルート : 「レッドが言うには、行方不明のあの人だったらしい」
レッド : 「そうだ、聞いてくれよ……」
GM : こうして、さんざんな目にあった事を説明するルートとレッド。
村長の驚きの声と、チィの心配そうな声、そしてそれを笑うレッドの豪快な笑い声、ルートの安心した声でこの場は締められるのでした。
GM : そして、その夜。
GM :ルートとレッドは成人式を終えた祝杯に、二人で村の酒場に来ています。
GM : 女将「おやおやおや、聞いたよ! さんざんな目にあったんだってね」
GM : 女将「今日はアタシからのおごりだから、成人式祝いにたっぷり飲んでって頂戴!」
レッド : 「感謝するぜ。女将さん」
レッド : エール酒を二人分頼み、席に着くレッド
レッド :ルートを手招きしますね
幼きルート : 同じ席に寄っていって着席
レッド : 「……俺から説明したいことがあるんだが。レヴナントになったあの人についてだ」
幼きルート : 「……うん。あの人は、一体?」
レッド : 「あの人は俺の成人式を案内した人だったんだが。徴兵逃れをして逃げたことが俺の成人式中にわかってな」
レッド : 「しかも、俺だけじゃねえ。ルート、お前も一緒に徴兵逃れをしないか?と誘ってきやがったんだ」
レッド : 「加担する気が無かった俺は、崖の向こうまで逃げたんだが、先輩はおっこっちまってな……」
レッド : 「まあ、それで、いったん俺の成人式は一回終わりになった。事件性を残して、村の方でも一応弁明をしたが……」
レッド : 「今回、先輩の死体がレヴナントとして上がってきて、まあ……今回の通りだな」
レッド : 「まさか……アンデッドになってるなんて……」
幼きルート : 「確か、聞いたことあるよ。弔われずにいると穢がたまって、レブナントになるって」
レッド : 「そこらへんは、ランタンが説明してくれて。俺もありがたく思ってる」
レッド : 「はー、怖かったな……ルート」
幼きルート : 「俺は……俺も少し怖かった」
幼きルート : 「レッドがいるから怖くなかった、って言いたかったけど」
レッド :レッドは深いため息をついて、息を整え。気落ちしていたのが解決したおかげか、にこやかになります
レッド : 「いいんだぜ、時には弱音を吐いたって」
レッド : 「だが、お前の信頼は受け取った。ありがとな」
レッド : 肩をポンポンと叩きます
幼きルート : 「……へへ」ちょっと照れくさそうに笑う
GM : 女将「はーい、エール二本!」
レッド : エールを受け取って、ルートに渡す
レッド : 「よし! だが、今日で成人だ! これからの門出の祝いに、一杯乾杯だ!」
幼きルート : 「うん!乾杯!」
レッド : 「乾杯!!」
GM : こうして、成人式を終え。不可思議な炎の幻影の謎は残るまま……
GM : 一度、貴方の意識は更に上の、現実に戻るのでした。
GM : お疲れさまでした
幼きルート : お疲れ様でした!
レッド : お疲れさまでした!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます