間章Ⅲ
兄と妹と怪物と
初夏の時期に差し掛かった今日この頃、我が佐取一家にある一つの大きな出来事が発生していた。
と言うのも、先日あった溶解人間による襲撃によりマンションが燃え落ちてしまったため、住むところを無くしたお兄ちゃんが我が家に帰ってくることになったのだ。
私としては離れ離れだった家族がまた同居できることは大賛成なのだが、今の我が家には一つだけ、お兄ちゃんにとって問題がある。
路頭を彷徨う寸前だった女性二人を、我が家を仮住まいと言う形で生活させていることだ。
20歳を過ぎた成人男性であるお兄ちゃんにとって、見知らぬ女性が二人も家にいることは少なからず抵抗があるだろうし、同様に由美さんや遊里さんも思うところがあるだろうと不安に思っていたのだが……。
「ご挨拶が遅れてすいません。佐取さんのお宅に住まわせて頂いている黒川由美です。こちらは私の娘で、遊里と言います」
「よ、よろしくお願いします……」
「これは……ご丁寧に、俺は佐取優助と言います。通っている大学に近いマンションを借りていてこれまで家に顔を出しませんでしたが、この家の長男になります。どうぞ、気を遣うことなくこれまで通りお過ごしください」
少しだけ不安だった、お兄ちゃんと遊里さん親子とのそんな会遇。
お互いに不快にならない間合いを図りながら挨拶を交わし、私が不安に思っていたよりもずっと平穏に彼らの会遇は終わりを告げた。
「……実を言うと父さんから黒川さん達が住まわれているという話を聞いてなかったんです。だから少し、心の準備が出来ていないところもありますが、基本的に俺は貴方方を邪険にするつもりはありません。冷めたような態度は元からなので、気になさらないでください」
「そ、そうだったんですね。分かりました、これからよろしくお願いします」
大人しい性格をしている遊里さん親子と、なんだかんだ常識を弁えているお兄ちゃんに衝突する要素があるなんて本気で思っていた訳ではないが、実際にこうして何事もなく挨拶を終えている場面を見ると安心する。
波乱も何も起きることが無さそうで本当に良かった……。
「ぐぬぬぬっ……」
「き、桐佳……」
……恨みつらみが篭ったような目でお兄ちゃんを睨み続けている桐佳の存在を無視したら、なのだが。
マンションの火災で部屋のみならず、部屋にあった私物を全て焼き尽くされたお兄ちゃんが我が家に戻ってくるのは割とすぐに決まった。
元々お兄ちゃんが使っていた部屋は残っていたし、次のマンションを決めることも、焼けた生活用品を新たに買い直すのも、時間も手間も掛かってしまう。
それに……うん、喧嘩別れしていた私とお兄ちゃんの関係が修復されたと聞いて、お父さんが喜びながら「また一緒に暮らそう」と提案したのだ。
お互い複雑さはあったものの、そこで嫌と言う程、私もお兄ちゃんも精神的に未熟では無かった。
直ぐに了承し、お兄ちゃんが自宅に帰ってくる話がその日のうちにまとまったのだが……。
「さて……桐佳も久しぶりだな。元気だったか?」
「……ふんっ、糞お兄、今更どの面下げて帰ってきたんだか」
「どの面を下げるも無い、ここは俺の家だ」
「皮肉だよバーカ!!」
牙を剥いて気炎を上げる桐佳に、お兄ちゃんは眉をひそめる。
お兄ちゃんの記憶にある桐佳の様子とは随分違い、驚いているのだろう。
……昔の、冷たい態度のお兄ちゃんに対して苦手意識を持っていた桐佳とは、様子が違うのは当然だ。
お兄ちゃんが家を出ていく直前の頃なんて、桐佳は私の後ろに隠れなければお兄ちゃんと話すらしようとしなかったのだから。
こんな真正面から意見をぶつけてくるなんて、お兄ちゃんは想像もしてなかっただろう。
状況についていけず、目を白黒とさせる遊里さん達親子をよそに、さらに桐佳は怒りのボルテージを上げようとする。
私はそんな桐佳の額を小突いて止めた。
「――――!? お、おねえっ……!!??」
「こら、お兄ちゃんが帰ってくるって言うのは事前に説明して桐佳も納得したでしょ。遊里さん達を放って、変な因縁付けないの。由美さんも遊里さんも、挨拶はもういいですよ。お兄ちゃんへの説明は私がやっときますので」
「!!!???」
「お兄ちゃんこっち。部屋の移動とか特にしてないから場所は変わらないけど、遊里さん達の部屋を含めて教えるよ」
「あ、ああ、ありがとう燐香」
目を大きく見開いて驚愕する桐佳を放置して、私は持ち帰る荷物も無くなってしまったお兄ちゃんを家の中に招き入れ、部屋まで案内することにする。
もう背中の傷は大丈夫なのか、だとか。
お風呂とかはどうするのか、なんて。
そんな会話を、軽く笑い合いながらお兄ちゃんと交わす。
数年前は考えられなかったお兄ちゃんとの取り留めのない話に、私はついつい嬉しくなったのが思いっきり態度に出てしまっていたのだろう。
あり得ないものを見るような目で私を見る桐佳が後ろに見えて、そういえば仲直りしたとか桐佳に説明してなかったと私はふと思い出した。
まあ、兄妹の仲直り事情なんてまた後で時間がある時にでも説明すればいいかと気楽に考えたのが、完全な私の失敗。
「……き、桐佳ちゃん……顔が怖いよ?」
「ぎぎぎぎぎっ……!!」
遊里さんのお母さん、由美さんがパートに出掛けた後。
リビングで遊里さんと共に宿題をする桐佳は、食卓で飲み物を飲みながら雑談をしていた私とお兄ちゃんを、人でも殺しそうな顔で睨み続けていた。
いや、最初は私とお兄ちゃんが二人だけで談笑していたのだが、桐佳達が急に自分達の部屋でやっていた宿題をリビングに場所を移して始めたのだ。
断じて私からお兄ちゃんとの良好になった関係を見せびらかせようとしたわけではない。
そんな状況に、お兄ちゃんは居心地悪そうに肩を回し縋るように私を見た。
「……燐香、あれ。何とかしてくれないか?」
「あ、あれー……? 桐佳のアレ、私も何が原因か分からないんだけど……」
「お前にベッタリな桐佳が、俺に燐香を取られたと思って威嚇してるんだろ。むしろそれ以外に何があるんだ」
「い、いや、昔は確かにベッタリだったけど、今はそんなことないんだよ? 姉離れと言うか、最近はむしろ邪険にされると言うか……散々邪魔者扱いされてきたから、出来るだけ過干渉にならないようにって、私が気を付けてるくらいだし……」
「桐佳が姉離れ……? そんなの向こう10年は出来ないと思ってたことだぞ……?」
おかしい……、こと人の精神に関しては他の追随を許さない筈の私が、妹の事を理解できていないなんて事ない筈なのに。
現に今の桐佳の様子を見ていると、お兄ちゃんが言っている事が正しいのではないかと疑わしく思ってしまう。
チラリと桐佳を見る。
私と目が合うと、桐佳はもごもごと何かを言いたそうに口を動かしたが、結局何も出てこないでプイッと私から顔を逸らしてしまう。
照れ隠しにも見えなくないが、これまで素直に好意をぶつけて来ていた桐佳が今更に私に照れ隠しをするとは考え辛い。
……本当にアレが、まだ私にベッタリなのだろうか?
やっぱりお兄ちゃんの勘違いだろうと、妹の心情を察し切れていないお兄ちゃんを小馬鹿にするように肩を竦めた。
「…………何かムカつくことを思われてる気がするんだが?」
「うぷぷー、お兄ちゃん。妹の心情を察せないとか恥ずかしくないのー? 思春期真っただ中の桐佳の心を察せないと、本気で嫌われちゃうよー?」
「…………桐佳! なんで燐香はこんなポンコツになってるんだ!? お前、俺がいなくなってから鈍器で燐香の頭を殴っただろ!?」
「うっさい糞お兄話しかけんな!!」
「な、なんなんだこの妹共はっ……!?」
桐佳からの罵倒に動揺するお兄ちゃん。
やっぱり妹の気持ちを分かっていなかったのはお兄ちゃんの方だった。
妹の心の機微を察せないとか、恥ずかしいと思わないのだろうか?
これまでこんなに可愛い妹達と関わろうとしてこなかった自分の行動を猛省してほしい。
「まあまあお兄ちゃん。これから家族としっかり接して、お互いを理解していけばいいんだよ。今の自分を恥じる必要はないから、気にしない気にしない」
「こっ、このポンコツ……!! なんでこんなに自信満々なんだっ……!?」
ムフフンと、胸を張る私に顔を引き攣らせたお兄ちゃんは、大きくため息を吐いた後ガシガシと自分の頭を掻いた。
それから、私が汲んで上げた飲み物が入ったコップを持ち、「部屋に戻る」と言いながら立ち上がる。
帰り際、お兄ちゃんはそっと桐佳に歩み寄った。
「……桐佳、どんな気持ちでそういう態度を取ってるかは知らないが……今の燐香に対しては素直になっとけ、アイツ、中学時代と同じだと思って接すると擦れ違うばっかりだぞ」
「…………知ってるし」
「本当に分かってるか? アイツ、気を遣ってるつもりでお前と距離を取ろうとしてるぞ?どうせそんなの嫌なんだろう? お前だって本心じゃもっとだだ甘えしたいんだろ。お前がそうやすやすと姉離れ出来る筈ないもんな。だが安心しろ。きっと昔みたいに、お姉ちゃん大好きって言って抱き着くだけで、燐香は即堕ちすると思うか――――」
「うっさいっ!!!! 死ね!!!!」
「あっ!! 暴力は止めなさい桐佳!! ちょ、遊里さんも止めて止めて!!」
「は、はいっ……! 桐佳ちゃん暴力良くない!」
ドッタンバッタンと暴れる桐佳を二人がかりで何とか抑え込み、お兄ちゃんを部屋へと追い払った。
お兄ちゃんが桐佳に何と言ったかは分からなかったが、変な刺激をしないで欲しい。
鼻息荒く、怒りの表情を浮かべる桐佳だが、先ほどよりは落ち着いたのか、お兄ちゃんが部屋に戻ってから少しして、ぐるりと私に顔を向けた。
「お姉っ! どういうことなの!?」
「えっ、えっ? 何が?」
「糞お兄との関係っ、昔はあんな仲良く会話なんてしてなかったじゃん! あの私達を省みない糞お兄に今更なんで優しくしてるの!?」
「それは……お兄ちゃんだって今と昔は違うし、一人暮らししてお兄ちゃんも大人になったんだよ。この前家に泊まった時に、お互いに昔の事は謝り合って、仲直りしたし……い、いや、と言うか、家族なんだから仲良く出来るなら仲良くしたいでしょ……?」
「はああぁぁ!?」
今度は私に怒りが向いたらしい。
駄目だ、なにで怒ってるのか全然分からない。
「き、桐佳は別にお兄ちゃんの事嫌ってなかったじゃん! 私の後ろにくっついてただけで、別にお兄ちゃんと言い争いもしたことなかったし! むしろ私とお兄ちゃんが喧嘩したのを頑張って仲裁しようとしてたじゃんか!? なんでっ、なんで怒ってるの!!??」
「私はあの糞お兄が帰ってくるって聞いてっ……! 昔の私は、お姉に隠れてただけだったから……今度は私がって……!!」
「え? 今度は私がの続きは……?」
「っっ……もう良い!! 遊里っ、私の部屋でやろう!!」
「えええっ!? ま、待ってよ桐佳ちゃん!!」
また怒って、桐佳はリビングから飛び出して行ってしまった。
それを慌てて追いかけて行った遊里さんの背中を見送って、私は疲れたようにソファに身を沈める。
いや、何と言うか……思春期の子って怖い……。
まさかの、お兄ちゃんと桐佳の関係が最悪になるという異常事態に私は頭を抱えた。
……取り敢えず、私達三人兄妹の関係に引っ張り回されている遊里さんには非常に申し訳ないので、後で勉強の時のお菓子と飲み物でも部屋に持っていこうと思う。
確か、自分用に買っておいたシュークリームが残っていた筈だ。
「あー……私が、家族の仲を取り持つことになるなんて……いやでも、自己主張のあまりなかった桐佳がお兄ちゃんに対してはっきりと意見できるのは成長とも捉えられるし……悪い事ばかりじゃないかも?」
何事もマイナスばかりに考えると疲れてしまう。
これまでのお兄ちゃんの行いが、今の桐佳の態度に繋がっている訳だし、しばらくお兄ちゃんには桐佳の犠牲になってもらおうかな、なんて考える。
一気に静かになってしまったリビングで一人、残っていたお茶を飲み切る。
それから、自己主張するように点滅を始めた私の携帯を一瞥して、誤魔化すように視線を背けた。
「自分の過去の責任くらい果たして貰わないとね、うん」
『同意』
ピロンッ、と私の携帯にそんな肯定の文字が表示された。
私はそれを努めて無視をする。
「さて、時間が出来たし作り置きでもしておこうかな。主食はまあ、残り物があるし、サラダあたりでも……」
『サラダレシピ検索中……該当1万5229件、所有野菜、状況カラ逆算……該当23件。オススメハ『夏バテ防止海鮮サラダ』。表示スルカ?』
「…………やっぱり、違うの作ろっと」
『了解。検索結果ヲ消去』
喧しい文字が私の携帯を勝手に占拠する。
チラリ、と画面に視線を送り、それからさらに私が知らんぷりをしようとしたのを察知したのか、先手を打つように文字が浮かぶ。
『ネグレクト』
「はっ……?」
浮かんだその文字に一瞬思考停止した私は、何が言いたいのかを理解して自分の携帯に掴み掛る。
「だっ、だっ、誰がネグレクトか!? 私はお前の親じゃないっ……!」
『酷イ、認知シロ』
「そんなもんするか馬鹿!!」
オラァと、ソファに向かって携帯を投げつけると、今度は勝手にテレビの電源が入る。
私に何かを訴えるかのように、テレビを公共放送されている児童番組に番組を切り替えたインターネットに住むソイツに向かって、私は異能を使い、強制的に大人しくさせるように手綱を締めた。
瞬間、大人しくなる。
以前コイツを手駒にした時に私だけには逆らえないようにと丹念に設定していたから、今の私の異能でも抵抗は全くない。
だが、最後の抗議とでも言うように、今度は顔文字を使って感情を表現してきた。
『(´;ω;`)』
「器用っ……!? 何なのっ!? ストーカーしないでってっ……この前のお礼に異能出力の貯金を増やしたでしょ!? 次呼ぶ時があったらまたお礼するからっ、それまでどっかに行っててってば! これでまだ不満なの!?」
『(´;ω;`)』
「不満なのね!? 何が不満なの!?」
『愛シテ……』
「要求が重いんだよなぁっ……!!」
家族や飛鳥さんの関係でただでさえ頭を痛めているのに、ここ最近続く電子ストーカーの犯人はさも自分は被害者ですと言わんばかりにメソメソし始める。
そんなインターネットの怪物を見て、私は大きくため息を吐いた。
人間以上に人間らしい感情表現。
あの時見た顔の無い巨人とか言う怪物を出していた存在とは思えない程、傷付きやすく感性豊か。
溶解人間を倒した時の私の態度が相当不満だったのか、次の日からずっと携帯を通してなんとか私とコンタクトを取ろうとしてくるほどの強情さも併せ持つ。
生後10年未満のインターネットの怪物の扱いに、私は非常に苦心していた。
(……コイツ、多分私以外じゃどうしようも出来ないくらい厄介だよね……)
コイツを制約も無く野放しにしたらどうなるか分かったもんじゃない。
だが、せっせと私に尽くしてくれていたコイツの自我を私の勝手で消去するのは……流石に気が引ける。
これまで通り無視を決め込むにしても、溜め込まれた全盛期の私の異能がどの程度か正確には分からない上、このインターネットの怪物の存在を維持できなくなるにはまだまだ時間は掛かりそうなのだ。
私の周囲は害せないだろうが、消滅までの間やけになり、私以外に対して電子災害をバラ撒くことが否定できない。
あんまり世間に迷惑を掛けるものでは無い、となるとこれも却下することになる。
結論、コイツの制御を投げ捨てることは出来ないし、無視することも出来ない。
首輪を付けて大人しくさせるしか選択肢はない。
過去の私はもっと先をよく考えて行動するべきだった。
「『UNN』とか、日本にいるだろうあの溶解人間関係を倒すためにはこれ以上無いくらいの戦力ではあるけどさ……これは過剰だって……」
『愛シテ……』
「やかましい」
『!?』
再び私の携帯に浮かんだその文字を、私は人差し指で小突いた。
ここ二年程度、私がコイツを完全放置したせいで、変な方向に自我を確立してしまったようである。
どういう心境の変化なのか私に対する執着が中々に強い……見た目があんな怪物じゃなければまだ可愛がれるだろうが、顔の無い巨人とか普通に怖すぎる。
『!!』
「……ところで、これまでも情報統制を続けてくれてたのは感謝してるんだけど……可能ならそこに、情報収集を付け足してほしいんだけど、出来る?」
『可能、委任シロ』
「異能について……あ、いや、これはこれから先色んな人が話すか……うーん、じゃあ、『UNN』、人工異能、世界征服に佐取優助。これから、ここら辺を関連付けて考える奴をある程度ピックアップしてほしい」
『了解、攻撃ハ?』
「しなくていい。対象を見付けたら泳がせて情報を集める。まあ、重要な情報をインターネットを通じて扱うことは無いだろうけど、探すだけ探しておこう。そのうち準備が出来たら、UNNの本社に強制的に回線を繋いで、情報を抜き出しに行こうか」
『了解』
まあ……便利ではあるのだ、コイツは。
これまで行動範囲の狭さから、事件が起きてからしか対策できなかったが、コイツさえいれば先立って情報を集め、先手を取って敵の本拠地を攻撃することも出来るかもしれない。
そう思えば悪い事ばかりでもないのだろう……多分。
チカチカとライトを点滅させて感情表現するソイツ。
すっかり私の携帯に住み着いてしまったインターネットの怪物を眺め、それからお兄ちゃんと妹の関係の事も思い出し、私は今後の先行きに不安を覚えるのだった。
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