「少しだけ考えさせてくれるかな?」「えっ、何で振られないの?俺」
俺はある日死亡し、好きな漫画の世界に転生した。
主人公達と同年代で同じクラスのモブだから話に介入出来るのだが、俺の推しヒロインである木下 円は主人公と付き合う勝ちヒロイン。
変に介入して彼女の幸せを崩したくない。
そう思って傍観者に徹していたら、二年生の時に推しと同じ委員になって。
モブの癖に恋愛相談を受けるほどに仲良くなってしまった。
そして、恋愛相談を乗っていたある日。うっかり好きだという気持ちを打ち明けてしまった。
「はぁ〜。円可愛い過ぎる。好きだ。付き合ってくれ」
「えっと……少しだけ考えさせてくれるかな?」
勢いに任せたクソみたいな告白。
当然主人公が好きな円に振られると思ったのだが、何故か振られず保留にされて。
数日後、お試しということで数日付き合うことに!?
どういうことだよーーーー!
これは、うっかり転生したモブがうっかり気持ちを打ち明けたせいで、勝ちヒロインと付き合ってしまうお話。