火遊び
---ずいぶん…とおくまできたな…
…あれ?まちのひとのはなしてることばがちがう…いったいなんていってるんだろう…
……わたしがひとにいわれたことばって「しね」「くず」「やくたたず」のみっつしかなかったから、わたしがわからないだけでおなじことばなのかな?…でも、もといたところのこえのかんじとぜんぜんちがう…こっちはもっと…あたたかい……
あぁ……わからないってやっぱりたのしい!!………
…あれ?……でも、それのなにが………わからないことのなにが……たのしいんだろう………?---
「…やれやれ、あたいらは時間稼ぎか。」急に
氷の膜で覆われた空間、その内部では氷面による光の乱反射で、光の操作性が
「
(一旦下に降りるか…)力の節約を考えた光は、浮遊をやめて地上戦を試みる。「そっちは陸地、ならこっちは天空からあんたを追い詰めようか。」
「おや、もう終わりかい?」静止している彼女に照準を定め、
「うわっ!」爆炎の熱波に
「ふふ、驚いた? 僕ってこんなことも出来るんだよ…なんせエモートゥスのリーダーだからね!」豪々と音を立てる火柱の
「目が赤に…「怒り」の情力…」
氷膜で気付かなかったが、二人はいつの間にか橋から大きく離れ、その後ろに
「ちっ、屁理屈の上手ぇやろうだ。そのおかげでさっきはまんまと騙されちまったが…
「こっちにも似た技あるよ…「火炎車」!!」今度は炎の剣を生成する光、その剣をぶんと振るうと、激しく燃え上がる火の竜巻が瞬時に生成された。二つの渦はまるで生き物のようにのたうちまわり、そして激突した。火、水、風、土…四大元素が縦横無尽に大気を暴れ回る…
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