第四話 クロノワール城のお化け
湖に囲まれる
「私、レオンがとっても大好きよ」
そう言い、ローザはレオンをギュッと抱き締める。
「ローザ様。私はぬいぐるみではありませんよ」
レオンはそう言う。
ローザはレオンをギューッと抱きしめていた。
「……ローザ様。ちゃんとお食事を召し上がってくださいね」
ヴァイクはそう言う。
王女、ローザはアンダーバトラーのヴァイクに叱られてへこんでいた。ヴァイクは少し、長めの
「ヴァイク、ごめんなさい。カイルのサンドイッチは美味しいわ」
ローザはへこんでいた。
家令のジョセフはエドの話に大笑いしていた。
「ギャハハ! エド、
「僕はなんでこんなに顔が青白いんでしょう? 昨日、夜勤で
エドはそう言う。
「こんなんじゃアリスちゃんに振り向いてもらえないぞ? お? アリスちゃんがテーブルを拭いてるぞ。男に産まれたなら正々堂々、思いを伝えてきな? エド、頑張れよ!」
ジョセフはエドに助言をした。
「アリスさん、テーブルの拭き掃除は僕がします。だから僕とその、」
思わず、
「え? エド?
アリスはそう言った。
「好きなんです」
エドはそう言う。
「誰のことを?」
アリスはそう続ける。
「あら?」
「レオンさんが好きなんです」
エドの口がままやいた。しまった。
「まぁ、レオンさんに恋しちゃったの? じゃあ、エドは
アリスはそう言う。
「はい。僕は
「あら、レオンさんに? その恋実ると良いわね。私も、応援しましょうか?」
アリスはそう言う。
「ち、違います!」
エドは急いで、アリスに訂正した虚しくも勘違いされたままだ。
「エドは照れ屋さんなのね。これから私は休憩よ。フフ。恋、頑張ってね。エド?」
アリスはそう言い、休憩に行く。
エドはモヤモヤした気持ちを抱えた。
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