境界線響き渡る
あの頃の君は
知っていただろうか?
僕ら
取り巻き
響き渡る音
の心地よさを?
そよそよ
と風が吹いて
ボクと
君は
巡り会う...
風に乗り
君は
ボクのもとへと
たどり着いたね
風にそよぐ
木の葉の囁き
聴きながら
自然のなか
ふたり
特に
なにもなくても
しあわせ感じてた...
木の葉のベッドに
横になる
木の葉は
意外や意外
なかなかの寝心地
自然と
戯れ
森のなか
君との日々
は廻り
しかし
いつか
気づく
気づいてしまうんだ
君は
此の生活が
長くは続かぬこと
刹那を
風に乗り
ボクのところ
舞い降りたこと...
そう
君は
風の妖精
ボクのもと
いくら居心地
よかろうが
君にはきみの
使命がある
あったんだね
君との日々は
響き渡る
木の葉のさやさや
木の葉のベッド
そして
君との素晴らしい時を
ボクという一般市民に
教えてくれた
だから君を
ひき止めたりは出来ないことも
哀しすぎるほど
知っていた...
つかの間の妖精
妖精との日々は
毎日汚れてく
心のなか
風に一掃されるように
癒され
そう
ボクは
愛してたんだ
いつの間にか...
君は
ボクのこと
好きだったかな
二度とは聴けぬ
風の音
今日も風は
吹くだろう
だけど
ひとつ確かなこと
君は
ボクのところへは
帰らない
きみの
香の風が聴きたい...
響界線が
響き渡る
哀しいくらいの
愛とともに...
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