2022年8月23日 憧れていた、酒を買う-残り202日-
よしもとばななさんの小説「王国」の4で主人公の一番愛した人が今際の際に欲しがったお酒を偶然に発見して、安くはなかったのだが、それを買う。
それを味わったら、私はまだ生きたいと思うのだろうか。
それとも死なない理由が一つ減った、と思うのだろうか。
実は8月初旬に引っ越しをした。しんどい引っ越しだった。
未だに私の部屋には荷解きが終わらない段ボールがあり、私はそのテトリスのように積みあがった段ボールタワーの目の前でこの文章を書いている。
マロンにもストレスフルな引っ越しだったようで、お腹の調子を崩したり、食べたものを吐いたりしている。引っ越した日はくぅんくぅんと鳴きながら私と母の部屋の間を交互に訪れるものだから、リビングに布団を敷いて久しぶりに母と隣り合って寝た。
父と母と私の三人暮らし。
いつまで続くのだろう。
いつまで続けられるのだろう。
私はいつマロンを、父を、母を喪うのか。
……今日、道路を歩いていたら、全然歩行者のほうを見ておらず、直進する車があった。
ふと、あの車の前に飛び出していたら死ねたのかな、などと考える。
闇に引き寄せられている。
私は何をするべきなのだろう。何をしていくべきなのだろうか。
やっぱり聴き屋をやりたい。
出版もしたい。
文学賞に作品も出していきたい。
でも、指一本動かない日の方が多い。
私は統合失調症だけじゃなくて、他の病気も併発しているのかな。
これだけ起きれないと、そんな気もしてくる。
もう、病は沢山なんだけれど。
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