封筒

西「大きい封筒ないなぁ」

南「買いに行きましょうか?」

西「後輩にパシらせるわけないでしょ、外雨だし。でもできれば今日出しときたいんだよね……」

南「では一緒に行きましょう。私もふと買いたいものを思い出しました」

西「うーん……まあいいか。なら行こう」

南「傘は折りたたみ傘を持っているので歩いて行きましょう。ささ、先輩」

西「いや車で行くよ。歩くにはちょっと遠いし、南川が風雨に晒されたら困る」

南「そうですか。ならカーナビはお任せください」

西「何回も行ってるからいらないかも」

南「なら雨が止むように祈祷を始めましょう。てるてる坊主を作って待っていますね」

西「買いたいものがあるんじゃなかったの?」

南「アイスなので買ってきてください。お金は渡しますから」

西「はいはい……これって先輩をナチュラルにパシらせてるよね」

南「気付きましたか」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る