第4話

かなり、残酷な表現があります。

25禁に該当するかもしれません。


性的な拷問シーンが主です。


この先を読むかは自己判断お願いします。


私の人間性が疑われそうですが、中世で本当にあった拷問(処刑?)です。

前じゃなくて、後ろだったかもしれませんが。

 ―――――――――――――――




「門の前に立ったまま縛り付けろ!」

 俺とフローラと、両親が門扉に括り付けられた。

 死なない程度に、毎日石をぶつけられる。


 フローラは、何日かしたら直径5センチ程の棒を性器に入れられた。

 棒の反対側は地面に埋められていた。少しでも足の力を抜くと、体に棒が刺さる仕組みだ。

 やったのは、王妃母上と変わらない年の女達だった。

「私の娘は、盗賊に何日も犯されて、狂って死んだよ。アンタの同級生だった。はらには子供もいたんだよ。瀕死の旦那の目の前で何日も何日も犯されて……」


 数人の女が協力してやっていたから、同じ目にあって死んだ娘が何人もいたって事だろう。

「アンタが王太子妃にならなければ!」

 暴れ泣き叫ぶフローラの顔を、女達は情け容赦なく殴った。

 気を失った隙に、性器に棒をねじ込む女達。

 そしてその痛みで、フローラは覚醒して、また泣き叫んだ。

 女達は容赦なく棒を地面に固定してから、またフローラを殴った。


 着ていたドレスは破られ、みっともなく下半身が丸出しだ。

 しかも性器に棒を突っ込まれている。


 こんな女が俺の妻か。




 何日経ったのか。

 死なないように、毎日水とスープを流し込まれる。

 見ぐるみはすぐに剥がされ、裸にされた。

 いつからか、俺は門扉から外され、地面に転がされていた。

 逃げないように、門扉に両腕が繋がれている。


「あ~もうガバガバじゃねえか」

 下卑た男の声がする。

 腰が持ち上げられると、下半身に鈍い痛みがはしる。

 肛門に異物が入ってきて、激しく揺さぶられた。

「入れるとまだ締まるんだな」

 馬鹿にしたように笑っているが、男が何を言いたいのかわからない。


「女の方は外すなよ。そんな事したら、後が怖いぞ」

「た……すけ…て……何で…も……する」

「俺も女達が怖いからな。それにそんなぶっといの刺してるアンタより、旦那の方がまだが良さそうだ」

「違いねぇ!」

 男達が笑う。




「アンシェリー様と結婚していれば、違った未来があったんだよ」

 獣のように四つん這いにさせられている俺の前に、やたらと身なりの良い男が立っていた。

 ガクガク揺すられるから、視界が歪んで顔がよくわからない。


「ちょっとだけ腰を止めてもらえるかな?入れたままで良いから」

 男の言葉で、体の揺れが止まった。

「お久しぶりですね、ヤコブソン様。隣国の王族に婿入りしたタイラーです。元ハウリント侯爵家の長男ですよ。長男なのに、王命で他国へ婿入りしましてね。アンシェリー様が処刑されたのも、執行後に知ったんですよ」


 だから何だ。

「そこで干物になった男に、父と一緒に色々と苦言を呈していたんですよ。父は宰相でしたからね」

 ああ、うるさいのがいると言ってたな。

 もっと考えて金を使えだとか、王家の仕事を王太子の婚約者に押し付けるなとか、あの女の味方をする馬鹿な家だと。


「こんな女のどこが良かったのか」

 ガンッと固い何かを蹴る音がした。

 獣の断末魔のような声が横から聞こえた。

「へぇ、棒を蹴ると苦しむのか」

 ガンガンガンと何度も音がした。

「おっと、これ以上は死んじゃうかな」

 男が楽しそうに笑う。


「あ、どうもありがとう。再開してくれて良いよ」

 男が言うと、また体が揺さぶられる。

 さっきまでとは比べものにならないくらい、激しく体が揺れた。

 肛門が痛い。


「一瞬で楽になんて、してやらないからな。王と王妃は何日ももたなかったが、お前とそこの女は、死なないギリギリで長期間苦しめてやる」


 男の声を、どこか遠くに聞いた。



 終

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悲劇の令嬢は、巻き戻って悪役令嬢へと変化する 仲村 嘉高 @y_nakamura

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