第六話 ーぎゃ太郎の友達ー
「――ぎゃ太郎? あたしたちバイト行くけど、ぎゃ太郎はどうするニャ?」
「ぎゃ?」
出掛けの獣人娘が、ぎゃ太郎に尋ねる。
「――父ちゃんは『護岸工事』だから一緒には連れて行けないぞ?」
「カーちゃんと『とりまさ』行く?」
獣人娘は鶏料理店で昼営業時間の給仕のバイト、召喚勇者(自称)は『カンダス川』護岸の日雇い労働の予定だ。
「とりまさのオヤジに旨いもの作らせるニャ!」
「ぎゃ……」
『オヤジ』の旨いものに猛烈に心が動かされるが、今日のぎゃ太郎には用事が有る。
「おばばのとこ、いく」
「にゃにゃ!? おばばに食べられちゃうぞ! 心配だニャ!」
『おばば』とは、階下で薬屋を営む、老エルフの事だ。この部屋の大家でもある。
「ぎゃ太郎可愛いから、おばばに食われるニャ~! 薬の材料にされるニャ~!」
ぎゃ太郎を抱き上げ、すり寄せてくる獣人娘の頬っぺたをテシテシと叩いて、ぎゃ太郎はなだめる。
おばばがそんな事をする訳がない。
「ぎゃ」
「――あの人は、そんな事しないと思うぞ」
召喚勇者(自称)も同意見。
「あたしが髪の毛切った時に、あのおばば『いい材料が手に入ったわい……ケッケッケ……』って髪の毛持ってったニャ!! ガクブルだったニャ!」
獣人娘はシッポを膨らませて、ぎゃ太郎共々自らを抱き、二の腕をさする。
「こわい! 怖いニャ!」
「え~? ホントか~?」
「ぎゃ?」
どうせまた、いつもの勘違いなんだろうが、安心させるためにも、ぎゃ太郎は続けた。
「シルクとあそぶ。だから、だいじょぶ」
おばばの飼い猫『シルク』と会う約束が有るのだ。
「シルクって、あの白い
「ぎゃ?」
「な、何を!? ぎゃ太郎はまだ子供ニャ! 大人になるのは、まだまだズ~ッと先なの!! ニャ!!」
獣人娘が『過保護ママちゃま』気味だ。そのうち『ぎゃたちゃま』とか言い出しそうだ。
「ああ、はいはい。そろそろ行くぞ? 遅刻する。ぎゃ太郎! おばばにヨロシクな」
召喚勇者(自称)は、ぎゃ太郎の頭をポンポンと軽くたたき、玄関へと向かった。
「心配だニャ~? おばばに充分気をつけろ~? シルクにもだ! 心配がてんこ盛りだニャ~」
獣人娘はぶつぶつ呟きながら、ぎゃ太郎を抱きかかえ、玄関に向かう。
「ぎゃ?」
「ああ、ギャた坊か……おはよう」
「おはよ、おばば」
真っ白な長い髪を太い三つ編みに後ろでまとめ、ひじ掛けの付いた古い椅子へ深く腰掛け、長い鼻が浸かってしまうかの様にカップを口元へ寄せている。
おばばは『ダークエルフ』と呼ばれる種族だ。小柄な身体つきで、浅黒い皮膚には無数の深い皴が刻まれていた。
獣人娘のように、その見た目で、おばばを怖がる人は何人もいるらしい。
カウンターに飛び乗ったぎゃ太郎へ、何個も指輪の付いた、しわがれた細く長い指先が伸ばされる。
ぎゃ太郎は鼻先をくっ付けた後に、頭を擦り寄せて挨拶をした。
「おとさんが『ヨロシク』て」
「ふん、あれも多少の気遣いは出来るようだが、ちっとも『召喚勇者』らしくないねぇ……」
おばばは肩をすくめて苦笑いだ。
「ところで、ギャた坊? 飛べるようになったか?」
「まだ……もうすこし」
そう言ってぎゃ太郎は軽く背中に力を入れた。
黒猫ぎゃ太郎の両肩に有る二本の白い毛並みが、ふわりと持ち上がると、音を立てる様に大きく広がり、白鳥を思わせる美しい翼に変化する。
そのまま翼を伸ばし、十センチほどの高さにユックリと体を浮かせ、すぐにストンと着地してみせた。
「――これくらい……まだまだ」
「そうか……まだまだだな……あたしが知っている『羽キャット』は自由に空を駆け回っていたからな……まだまだだ」
長命で知られるエルフがこの様な老婆の姿である。どれほど長い時を生きて来たのか? ぎゃ太郎には想像もつかないが、おばばが色んな経験をしている事は分かっていた。
純粋におばばと、おばばの知識を尊敬している。
「おばば、シルクは?」
「ああ、窓際に居るんじゃないか?」
「ぎゃ」
窓際の棚の上に『箱座り』して、シルクは通りの様子を眺めていた。真っ白な美しいシッポの先を時折ゆるく持ち上げて艶めかしくまわす。
ぎゃ太郎は棚に飛び乗ると、鼻先をシルクの顔に近づけ挨拶をした。
「ぎゃ」(おはよう! シルク)
「ニャ~」(おはよう、ぎゃ太郎)
シルクが鼻をぎゃ太郎にくっ付けてきた。ぎゃ太郎はそのまま、シルクの首筋に鼻をうずめる様に匂いを嗅ぐ。
シルクの匂いは大好きだ。実の母親の顔も知らないぎゃ太郎が、何とも言えない懐かしい気持ちで胸をいっぱいにする。
『今日はどこにいくの?』
『公園……『たま子』さんがお子さん連れてくるのよ。公園デビューですって』
『ボクより小っちゃい子?』
『そうよ……ぎゃ太郎、お兄ちゃんね? うふふ』
シルクは透き通る水色の瞳をイタズラっぽく細めた。
『やった! 楽しみ!』
『ふふ……もう少し待ってね? たぶん『ボス』が迎えに来るわ』
『ボス来るの?』
この辺りの猫たちを仕切っている、体の大きなブチ野良のオスが、シルクにぞっこんなのは、ぎゃ太郎もよく知っている。正直、苦手であった。
『――エスコートってのをしてみたいんだって……メンドくさい男よね?』
『シルクはボスの事、好きなの?』
『いやよ、あんな乱暴者』
シルクはあからさまに顔をしかめてみせた。
(うわぁ、シルクもこんな顔するんだぁ……)
それからいつもの美しい顔に戻ると、にっこり笑って、ぎゃ太郎に鼻をつける。
『あたしは、ぎゃ太郎みたいな優しい男の子がいいわ……』
――ぎゃ太郎はドキリとして、あわててシルクから顔を離してしまった。
『――よう! ギャた! あいかわらずチビッコいなあ!!』
『――お、おはよ、ボス』
通りから窓辺へ飛び上がってきたボスは、ぎゃ太郎を見付けるなり、大きな声で近づいてきた。
ぎゃ太郎が軽く後退るが、ボスは許しちゃくれない。あっという間に接近すると、ぎゃ太郎の頭にゴワゴワの毛皮で覆われた大きな頭をゴリッと押し当ててきた。
『いたいいたい……』
『ちょっと! 汚い頭くっ付けないでよ! ぎゃ太郎にノミが移るでしょ!!』
『失礼だな、おい!? ノミなんかいやしねえよ! 毎日毛づくろいしてらあ!!』
『毎日続けてて、それじゃね……ほら? エスコートしてくれるんじゃないの? 行くわよ?』
『お? おう! わかった』
ボスが窓辺から通りに降りると、シルクも後に続く。
「ぎゃ! お、おばば! みんなと、公園いてくる!」
「はいよ。気をつけて行ってきな」
ぎゃ太郎は、おばばに声をかけ、あわてて二匹の後を追った。
『――かわいい子供たちじゃねえか! 元気そうで何よりだ! たま子さん』
『ホント! 公園デビューおめでとう! たま子さん!!』
『ありがとう! ボス! シルクちゃん! とても嬉しいわ!』
『ぎゃ! おめでとう! たま子さん!』
『ありがとう、ぎゃ太郎君。子供たちと仲良くしてあげてね?』
『はい!』
ぎゃ太郎は張り切って答えた。自分より小さい仔猫は初めてだ! とてもうれしい。
たま子さんの子供たちは三匹、全員女の子だった。
『かわいい! ぎゃ!?』
仔猫の一匹がぎゃ太郎のシッポにじゃれつく。
『お? たま子さんの子供来たんだ!?』
本屋の『ケント』がやってきた。ぎゃ太郎より、少しだけお兄さんだ。
『俺にもじゃれつかせてくれよ! ぎゃ太郎!』
『いっしょに遊ぼう! どこか行こうか!?』
『おい、ギャた! ケント! 危ない事させるなよ!』
『わかってるって! ボス!』
『ぎゃ!』
『いこうぜ、ぎゃ太郎! チビども! こっちだ!』
ケントが先頭を駆け、ぎゃ太郎と三匹の仔猫が、暖かい日差しの公園の中、元気にあとを追いかけた。
『ぎゃ太郎! 足元にメダカがいるぞ!』
『え!? どこ? ぎゃ! いた!!』
ぎゃ太郎たちは、細長い中央公園を南と北に、二つに分ける形で流れる小川に降りてきていた。
蛙が出てくるには、まだ少し早いのだろうか? それでも浅く水のぬるまった場所には、メダカの何匹かが群れを作っているのがうかがえた。
今年生まれの、ぎゃ太郎も、チビ猫三匹と共に興味津々、川面を覗き込み、メダカの動きに合わせてピキピキと、顔をしきりに動かしている。
ケントも、ぎゃ太郎も、仔猫たちに危険が無いよう充分注意していたが、川の流れはゆるく、水かさも深くは無い。
――少々油断してしまっていた。
『み!』
何を思ったのか、一匹が急に走り出し、川面に突き出るように流れ着いていた板切れに、タッと飛び乗ってしまった! 勢いで板切れは、仔猫を乗せたまま川面を進み、中央付近まで流れて行ってしまう。
『やば! あそこまでは行けないぞ!!』
『ぎゃ!!』
ゆるいとはいえ、板切れは少しずつ川を流されていく。
『俺、ボス呼んでくる! ぎゃ太郎は仔猫見ていてくれ! おい! チビども! 一緒に来い!!』
ケントは仔猫たちを連れ、ボスの元へ走って行った。
『ぎゃ!』
『みう! みう!』
ぎゃ太郎は仔猫の乗った板切れを追い、鳴き声を上げながら川岸を一緒になって下って行った。
『ぎゃ!?』
公園がそろそろ終わり、街中に入ろうとしているあたりで、ぎゃ太郎は川の流れが段々と早くなっているのに気が付いた。
(たしか、この先は……)
――以前、召喚勇者(自称)が、ぎゃ太郎を頭に乗せ街を歩いている時に、
「ここの石組みは父ちゃんが積み上げたんだぞ!」と、自慢気に力こぶを作っていたのを思い出した。
街に入ると小川は護岸工事されて、堀になる……石の壁が有るだけで河原は無い。
さらに先には、運河として船も通る、深くて大きいカンダス川……この小川はあの大きな川に流れ落ちているはずだ。高さもある。
『ぎゃ!!』
――ぎゃ太郎は意を決して翼を広げた。
――ボスが全速力で走るとケントは、あっという間において行かれた。
小川の場所は熟知している……公園内であれば、まだ救える道も残されているだろう。
(間に合ってくれよ! 街中まで流されちまうと、ちとほねだぞ!)
ボスは最悪カンダス川まで流される事を想定した。
(チビを咥えたまま、あの堀の壁を登るのは無理だ……カンダス川に落ちる時に、どれだけダメージが有る?)
小川に飛び込み、チビの元へ行けたとしても、その先は分の悪い賭けになる。そんな賭けなどするものか! 何としても岸辺が有る場所で救出してみせる。
(俺の目の前で子供が傷つく事なんか、絶対に許すもんか!! たのむ! 間に合え!)
さらにスピードを上げ駆けつけるボスの目に、川面で懸命に羽ばたく、真っ白な翼が映った。
(――! ギャた!?)
ぎゃ太郎が『羽キャット』であることはボスも知っていたが、その姿を見るのは初めてだった。
――純白の翼が川面に浸かるのも厭わず、仔猫の乗った板切れに爪を食い込ませ、死に物狂いで岸辺へ寄せようと羽ばたき続けていた。
『ぎゃ! ぎゃ!!』
ギリギリ岸辺の有る場所で、流れに逆らい留められた板切れの上、仔猫は身を低くして必死にしがみ付いている。
『みう! みう!』
(よし! これなら間に合う!!)
『ぎゃ太郎ッ!! 今行く! もう少しこらえろっ!!』
『ボス!! 急いで!! もう……ツメが!!』
ボスは最高スピードを保ったまま、一直線に仔猫の元へ飛び込んだ。
『――こんの馬鹿野郎っ!!』
『ごめん! ボス!』
『ごめんなさい……ぎゃ』
『あぶねえ事させんじゃねえって言っただろうが! あぁ!?』
『――まあ、まあ、ボス……』
たま子さんが濡れた仔猫を嘗め取りながら、怒れるボスをなだめてくれる。
『無事だったから良かったわ……ボス、本当にありがとう』
『う……お、おお、無事でよかったが……』
『ぎゃ太郎君もありがとう! ツメ? だいじょうぶだった?』
『……ちょっと痛いけど……大丈夫、抜けてない』
『ギャた……爪、痛めたか?』
ボスが少し心配した顔になった。
『大丈夫だよ……ちょっと痛いだけ』
『……まったく……心配させるなよな……お前ら』
ずぶ濡れのボスは、大きくため息をつきながら肩を落とした……と。
――こつん。
ぎゃ太郎がボスの泥だらけの頭に、自分の小さな頭をぶつけてきた。
『ボス、助けに来てくれて有難う! 嬉しかった!』
――ビックリしたように、ぎゃ太郎を見つめたボスの黄色い瞳が、一瞬わずかに潤んでみえた。
『へ、へへ……お前もよくやった、良く持ちこたえてくれた……ありがとな……へへ』
立ち上がったボスが、今度は自分の泥だらけの大きな頭をゴリゴリと、ぎゃ太郎に押し付ける。
『いたいいたいいたい……あはは』
『へへへ……』
『ち、ちょっと、ボス! そんな汚い頭、ぎゃ太郎に押し付けないでよ!』
シルクがあわててボスを叱りつけた。
『し、しょうがねえだろ? 川に飛び込んだんだから……』
『くさ!! あんた臭いわよ!? ちょっと、近づかないでよ!!』
『ええ!?』
――街中を流れる小川は、さすがに汚水の流入は無いものの、生活排水が入り込むため川底に、そこそこの量、ヘドロが堆積していた……確かに少し匂う。
『からだ、洗ってきて! 今すぐに!!』
『え~!? 今すぐかよぉ……少し休ませろよ……』
『いますぐよ! すっかり匂いを落として来てちょうだい! 帰りも……エスコート……してくれるんでしょ?』
『お? おお! そうだった!! 待ってろよ、すぐ戻ってくる!!』
そう言うとボスは、一目散に噴水広場へ駆けて行った。
『……まったく……ホント、メンドくさい男だわ……』
シルクが大きくため息を吐き、ボスの後姿に視線を送りながらつぶやく。
『あはは!』
ぎゃ太郎は思わず笑ってしまった。
――その日、中央公園の真ん中にある噴水広場では……大きなブチ猫が噴水池の中で「にゃご! にゃご~!」と鼻歌のような鳴き声を上げ、ざぶざぶと楽し気に身体を清めるという珍しい光景が目撃された……。
「くさっ! ぎゃ太郎、臭いニャ!!」
「ぎゃ!?」
帰ってくるなり、ぎゃ太郎の体に顔をうずめた獣人娘が叫ぶ。
「何して遊んできたニャ!? ぎゃ太郎!!」
「……川、落っこちた……」
「にゃにゃにゃ! ニャ~!?」
――実際に川に飛び込んだのはボスである。ぎゃ太郎はボスの頭で、ゴリゴリと泥を擦り付けられただけなのだが……説明するには、ぎゃ太郎の語彙力では少し無理だ。
「お? ぎゃ太郎もヘドロまみれか? 父ちゃんも今日は堀のヘドロ除去だったぞ!」
何故か召喚勇者(自称)は嬉しそうだ。仲間意識を感じているらしい。
「い、い、イヤ~ッ!! ぎゃ太郎が召喚と同じ匂いになったニャ~ッ!! くっさいクッサイにゃ~!! お終いだニャ~!!」
「お終いってなんだよ!? ぎゃ太郎、メシの前に父ちゃんと風呂に行こうぜ!」
召喚勇者(自称)はやっぱり嬉しそうだ。
「いく! ぎゃ!」
猫のくせに風呂が好きな、ぎゃ太郎も嬉しそうに応える。
街の共同浴場は、毛皮に覆われた獣人族も多く利用するためか、ぎゃ太郎が入浴しても文句を言ってくる客はいない。
「! ま、待つのニャ!! あ、あたしも行くの! ぎゃ太郎はカーちゃんがキレイキレイにするの! くっさい召喚はひとりで男湯で、ズルむけるまで懸命に磨いてこい! ニャ!? ニャッ!?」
獣人娘が、自分だけ置いて行かれまいと必死に訴える。
――夕飯の前に、ぎゃ太郎家族は共同浴場へ向かうのだった。
「ぎゃ? ぎゃ?」
ぎゃ太郎が召喚勇者(自称)の頭の上で羽を広げ、ぱたぱたと羽ばたいている。
「何してるニャ? ぎゃ太郎?」
「ひるま、飛べた……のに?」
「まさかぁ? そんなすぐには飛べないニャ」
「ぎゃ?」
「おいおい……あんまり頭の上であばれるなよ?」
「ぎゃ?」
――ぎゃ太郎たちは気が付いていなかった……。
――おばばの薬局の、通りを挟んだ向かいに停まったクーペから注がれる……浴場へ向かう家族の姿を、じっと追い続ける視線が有ることに。
「間違いないわ……あれは、羽キャット……」
薄く開かれた箱馬車の窓から、若い女のつぶやきが、かすかに聞こえてくる……。
息を殺すその視線は、ぎゃ太郎と家族が、楽しそうに大通りを曲がっていくまで注がれ続けていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます